緊張感のメリット
気づきの伝道師 藤井一規です。
緊張する、というと避けたいものの代表のように思われがち。
たしかに、緊張しっぱなしというのは嫌だけれど、
緊張がまったくない生活って、本当はつまらないのではないだろうか?
今日は、緊張することの良い面について考えていく。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11792/
この記事の目次
「緊張できることをやらせてもらっていることを、幸せだと思うことだよ」
by タモリ (お笑いタレント、司会者、俳優、歌手、ラジオパーソナリティー、作詞家、作曲家、作家)
緊張する場面は、極力避けたい。そういう人は多い。
しかし、緊張感がまったくない生活って、望ましいことなのだろうか?
もうすこし、考えていきたい。
<慣れない人>
タモリは、8000回以上も「笑っていいとも」の司会をした。
しかし、最終回を迎えても慣れない様子だったと、
多くの共演者が伝えている。
生番組ならではのむずかしさや、緊張感があったのかもしれない。
それでも普通なら、慣れていってしまうだろう。
ずっと慣れない感じ、新しい感じが伴っていたことが
長寿番組の源の一つだったのかもしれない。
<プロフェッショナル>
多くのプロフェッショナルが、取り組んでいることにたいして、
勝負の時間を楽しんでいるのだそうだ。
例えば、ここぞというタイミングで、
経験からくる勘を働かせて、微妙な加減を加えていく。
有名や豆腐職人が、ちょっとした臭いや手に伝わる感覚で、
煮る温度や時間を変えたり、加える水の量を加減したりしていた。
あるいは、新しいことにチャレンジして、
新しい境地を開いていったりするプロは多い。
なんらかの緊張感を味わうことを醍醐味としていたりするのだ。
<緊張感で活性化>
適度に緊張感を持って取り組めるということは、
生きている実感を得やすくなる、ということにつながっている。
たしかに、全く緊張しない状態を続けていたら、
ぼんやり生きることになってしまうかもしれない。
仕事先を定年退職したら、めっきり老け込んだ、
なんて話はよく聞く。
多少は苦手なことだったり、緊張を伴うことに取り組むことは、
豊かな人生を送るために効果があるようなのだ。
たしかに、一生懸命とりくむときには、ある程度の緊張感が伴っていたりする。
<緊張を楽しむ>
もちろん、過剰な緊張をなんとかしたい! と望む人は多いもの。
悩み事の上位には、緊張して***ができない。
というものが登場してくるもの。
実際に緊張してきてしまったとき、
緊張には生きるうえで大切な意味があることを
思い出していきたい。
これほど緊張できるって貴重な体験!
そんな気持ちで、緊張を楽しんでみよう。
すると、却って緊張は収まっていったりするものだ。
緊張を楽しんでみるって考え方、試してみる価値はある。