より良い方法は常にある
気づきの伝道師 藤井一規です。
ベストな方法を編み出し、定着させることは大変なことです。
しかしながら、さらにその上があったりします。
しばらく考えていきます。
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「より良い方法は、常に存在している」
by トーマス・エジソン(発明家、起業家)
素晴らしい方法を編み出したら、
その方法に安心してしまうもの。
それを崩して、新たにしようとは思わなかったりする。
しかし、そのままでいるといつの間にか競争相手の後塵を拝してしまったりする。
もうしばらく考えていく。
<変異>
ダーウィンが進化論を提起したときには、
驚きをもって迎えられた。
しかし、進化を示す証拠は次々に明らかになり、
進化が起きていることは間違いなかった。
ただ、進化と言っているけれど、
様々な変異は常に起きている。
多くは、生き残っていくうえで不都合なもののほうが多い。
ある特徴が生まれ出てきたときの環境において、優位性を持っているとき、
その優位性を持ったものが勝ち残り、より繁栄していく。
<バナナのピンチ>
現在世界のバナナの主力品種はキャべンディッシュ。
日本ではフィリピンなどから輸入している、
太めで長いおなじみのバナナだ。
ところが、パナマ病が発生し、キャベンディッシュは危機に瀕していると言われている。
キャベンディッシュは、人が作り出した品種で、種が無く、株分けで増やしていく。
ということは、遺伝的には単一のモノだけが存在していて、
多様性を持ちえないために、いったん致命的な病気が発病すれば
感染は拡がる一方だからだ。
変化する能力を失ってしまうと、危機に対応できないという代表例と言えそう。
<変わる能力>
進化の研究では、
似ている種でも、新しい環境に積極的に変化していこうとする種と、
変化しないでおこうとする種とがいることが判ってきた。
理由はまだ解明されてはいないが、
一つの種は、次々に新しい環境に適応した分化がみられるが、
もう一つの種には、分化がみられないという。
何らかの理由で、積極的に変化する選択をしていないようなのだ。
もし、今の特性に不都合が生じれば、生き残っていけないかもしれない。
これは、企業でも同じことだったりする。
いくら世界に冠たる業績を残している会社でも、
変化していなければ、この先、生き残っていけそうにない。
なぜなら、さまざまな技術革新が世界同時に起きているからだ。
生き残り、繁栄していくための変化を起こしていかなければ、
追いつけなくなってしまう。
良い方法を見つけても、より良い方法が存在している。
ある瞬間にはベストでも、次の瞬間、
新たな技術革新が起きてさらなるベストが生まれていたりする。
私たちは、常により良い方法を意識する必要がありそうだ。