皆さま、こんにちは。
しつもん認定講師の三四郞です。
今日はボクの本業のお話をしたいと思います。
ボクは特に『医学会』という
イベントに関わることが多いのですが、
この『医学会』という現場は、
お医者さんご自身が研究をされている
研究結果を論文として発表したり、
その分野のトップランナーのお医者さんが
ご自身の専門分野をレクチャーしたり、
そこにまた大勢のお医者さんが聴きに来るんですね。
そのほとんどの場合、WindowsもしくはMacで
PowerPointやKeynoteなどのプレゼンテーションアプリを
使って講演発表するんです。
大きな医学会の場合、
例えばその講演ができる会場を同時に10会場作って、
本番3日間の間に大勢の先生方が
入れ替わり立ち替わり発表するという状況が発生します。
そうなるとその学会本番中に
何百人という方が発表するということになるんですよね。
そこで一日の各会場のスケジュールがスムーズに流れるように管理し、
また発表者の皆さんが滞りなく発表できるように、
進行ディレクターや映像オペレーターといわれる
プロフェッショナルの人間が必要になってきます。
いわゆる「裏方」と呼ばれるプロのひとたちです。
また、その講演発表のためにプロジェクターやスクリーンだけでなく、
シームレススイッチャーといわれる映像機材や音響設備、
それ以外の専門的な機材も必要になってきます。
その流れを取りまとめたりするのがボクの主なお仕事だったりします。
実際にボク自身も進行ディレクターや映像オペレーターのお仕事も
プレイヤーとして経験がありますし、
いまもお仕事としてお受けしたりもしてます。
そして日本全国にお互いにそのお仕事を共有できる
プロの仲間たちがたくさんいるわけなのですが、
このイベント業界の第一線で生き残っているひとたちに
共通することがあるといつも感じていることがあります。
それは、「ちゃんと挨拶が出来ること」です。
たまに
「技術職はしゃべらなくても良い」
「まわりとコミュニケーションを取らなくても良い」
と思っているひとがいますが、これは大きな間違いです。
特にイベント業に関わるプロの技術職は、
サービス業の要素が多く含まれます。
プロの仕事をするに当たり、
この「挨拶」が出来ないことが
致命傷になってしまっている現場に
何度も遭遇してきました。
プロとして技術を持っていることは当然なのですが、
それよりも何よりも大事なのがコミュニケーションなのです。
インターネットやSNSが発達して、
人と人との直接のコンタクトが減っているかもしれませんし、
避けているひともいるかもしれませんが、
プロとして第一線で稼いで行くには本当に必要な要素だと思います。
でもこれってどの業界にもほとんど共通しますよね。
本日のしつもん。
「あなたは挨拶が出来ていますか?」