中間管理職にオススメ:部下の能力をグイッと引き出すしつもん
「これ、どうしたらいいですか?」
部下や後輩からそう聞かれた時、
あなたはどう答えてますか?
おはようございます。
笑顔で世界征服をたくらむ魔法の質問家、
みちのえみこです。
私は、会社員時代の後半から今に至るまで、
リーダーや管理職として、
グループの責任者という仕事も
しています。
いわゆる中間管理職、です。
企業やグループで働く時、
リーダーとか○○長とか、
ちょびっとでも肩書きがつくと、
仕事の量は増えます。
人を管理するって、
やたら書類の処理やら、
確認承認やら、
部下の仕事の準備や後始末やらも、
増えるってこと。
……ということは、
自分がもっている仕事で、
他の人にもできることは、
できるだけ、
部下や後輩にやってもらった方がいい。
じゃなきゃ、管理職は
仕事が増えていくだけで、
自分自身の時間管理が
困難になってしまうし、
組織としても効率が悪くなります。
冒頭の、部下や後輩からの
「どうしたらいいですか?」
という質問に対して、
かつての私は、
「これは、こうでこうで
こうするといいよ」
と、すぐに全てこと細かに教える、
ということをしていました。
場面によっては、
もちろんそれも必要なんです。
時間が限られて急いでたり、
緊急事態もありますから。
でも、常にそうするのは、
自分のためにも、
相手のためにも、
組織のためにも、なりません。
なぜなら、結局、
そうやって指示することで、
その仕事の主導権は常に自分にある、
と見せてしまうことになり、
部下や後輩は、
指示が出るまで待っている状態
を続けるだけだからです。
会社員を卒業する時、
退職の条件として、
私が上司から指示されていたのは、
部下を自分の代わりになる人に
育てること、
引継ぎをきちんとすること、でした。
仕事の引継ぎにあたり、
私はかつての
「全てこと細かに教える」方法を
一切止めました。
そして、
「これ、どうしたらいいですか?」
に対する私の返しは、こうなりました。
ええっ? 質問返し??
と思うかもしれませんが、
ある程度、その仕事をした経験がある人なら、
大抵はちゃんと答えを出せます。
「こうしたらどうかと思います」
その内容が
目的からずれていなければ
基本的に問題はないので、
「いいね! じゃあそれでやってみましょう」
としていました。
気になる注意点や修正点があれば
それを伝えましたが、
基本的には相手が見つけた答えを
そのまま実行してもらいました。
そうしているうちに、
退職する前に、
みんなが自分で考え、
自分で仕事を進めてくれるようになり、
私がいなくても仕事が回る状態に
なっていました。
それまではわからないことは
確認するまでそのまま止まっていたのが、
「これについてはこうしてみました」
と自分なりの方法で進めて、
実行しておいてくれるようになり、
最後は大変楽で、助けられました。笑
今、上司やリーダーとして、
私が信条にしているのは、
以下の3つです。
- 私自身の能力を過大評価しない
- 部下や後輩を信じて、まかせる
- 何があっても100%自分の責任
こと細かに教えること、
指示することは、
ある意味親切ですが、
相手の考える力を奪ったり、
相手がやりやすい方法、
もっと効率的な方法を
見つけるチャンスを
損失することもあります。
個人で仕事をしているのではなく、
チームや組織で仕事をしているなら、
「一緒に働いている人の
能力を信じて任せる」
ということが、
組織の強みを最大限に生かす
方法だと思っています。
一人ではできないことを、
何人かの能力を
それぞれ生かし合って、実現する。
それが組織の働き方だと
思うからです。
それぞれが
自分で考え、自分で動いていく。
もちろん、組織としての
考え方や原則や方向性は理解して、
それを踏まえた上で。
それがチームで仕事をする時に
すごく大切なことだと思います。
会社生活サバイバル術
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