ファンはいるんだけど売上が上がらないというあなたへ
愛犬の事故
こないだ
同じマンションの方が飼っている
ワンちゃんが
お散歩中に車にはねられたんですよ。
たまたま通りかかった私は
普段おとなしいその方が
ひどく取り乱して
ワンちゃんの名前を叫びながら
通りの向こうを歩いているのを
見つけると
そのまま帰るなんて
とても出来なかったんです。
日も暮れて暗かったのですが
明らかにぐったりとしていて
飼い主さんの服にも血がべっとりとついている。
「これは、まずいな」
と思い、
「病院、連れて行きましょうよ」
と声をかけ
いつも猫がお世話になっている
動物病院に電話を。
診察時間はとうに過ぎていましたが
診てもらえることになり、
慌ててタクシーを手配したんです。
すると、
「10分かかります」
という返事。
歩いても良かったんだけど
飼い主さんはタクシーにこだわったので
そのまま待つことに。
すると、
気が動転している飼い主さんは
突然
「実家が近いので
ちょっと行ってきます。
ここで待っていてください。」
と言い残し、
私にケガしてないワンちゃんを
一匹預けて
どこかに行っちゃったの。
「ええ〜っ?!」
って感じで、
「はじめまして」状態の
ワンちゃんと待っていると、
まもなくタクシーが到着。
「ごめんなさい、
依頼主さん
どこか行っちゃったんですよ」
というと
かなり呆れ顔の運転手さん。
「飼い犬が車にはねられて
かなり気が動転してたんです」
と伝えると
諦めたように
10分近くそこで待ってくださいました。
…が、
飼い主さんは現れず。
タクシーの運転手さん
迎車できてもらったのに
肝心の呼び主がいない。
しばらく待っていたが
現れる気配がないので
そのタクシーは
戻って行きました。
さて、
私はどうするか。
途方に暮れて
預かったワンちゃんと一緒に
その場で飼い主さんを待っていると
さっきのタクシーが
戻ってきたんですよ。
「なんかねー
そこの裏で、
うちのタクシーが
お客さん乗せて
動物病院まで行ったみたいよ。
そうとう気が動転してた
っていうから、
きっとその人じゃない?」
と、それだけを
私に伝えるために
わざわざ
戻ってきてくれたんです。
気が動転している飼い主さんが
正常な判断ができるわけもなく
実家に向かう途中で
タクシーを見つけて乗って行った
と、いうのも
理解できる。
まともな状態の私が
飼い主さんの
「待っててください」
をまともに受け取ってしまい
まさに、
ハチ公状態のワンちゃんと二人で
通りっぷちに立ち尽くしてたのが
不憫に思えたのでしょうか。
この運転手さんのおかげで
私は家に入ることができ、
息子の夕飯の準備を
始めることができたのです。
ありがたかった。
次にタクシーを頼む時もまた
このM交通にお願いしようと
心に決めた出来事です。
義理と人情の日本人
恩を感じると
お返しをしたくなるのが
「人情」ですよね。
「世知辛い世の中」
なんて言いますけど、
まだまだ日本人も
捨てたもんじゃないと思うんですよ。
現に、
私はこんなことでも
恩返しをしたくなりますからね。
正直言って
タクシー会社なんて
どこでも一緒。
だけど、
一度こういう体験をしただけで
「どうでもよかった」Mタクシーが
「また頼みたい」Mタクシーに
変わるんです。
これがすなわち
「ファン」の心理ですよねー。
同じサービスを受けるのなら
好きな人、
義理がある人から受けたい。
恩着せがましいのはどうかと思いますが
自然な思いやりで受けたご恩は
素晴らしいサプライズとなって
忘れられないものとなります。
ビジネスにつなげるには
あなたもきっと
さまざまなところで
ファンを作っていますよね。
感謝されたり
応援してもらったり
していると思います。
でも
思ったように売上が上がらないのは
なぜ?
もしかすると
・あなたが何をしている人なのか
・どうすればあなたの商品を買えるのか
が、
わかりにくいのかもしれません。
さきほどの
Mタクシーを例に挙げると
まず最初に、私は
【タクシー 地名 [検索]】
でググってるんですよ。
そこでまず
Mタクシーを見つけた。
そして今回、
恩を感じた私は
次にタクシーを呼ぶときに
困らないように
Mタクシーの
電話番号を
スマホに登録しました。
これが何を言いたいのか、
というと
・見つけてもらう
・思い出してもらう
・簡単に買える
ことが
ビジネスにおいて
とても重要だということです。
だから、私たちも
『自分の商品やサービスが何なのか』
を分かりやすく表示し
『分かりやすく購入できる仕組み』
を用意しておくことが大切ですね。
《サクラサクしつもん》
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