モノづくり屋のエンジニアが語る、アイデアが行き詰ったときに有効な方法。
こんちは、けたろー です。
先週の土曜日(18日)はすごく暑かったね。
実は、奈良公園の春日大社近くでやってた
“ムジークフェスト奈良”
っていう音楽イベントに行ってきてんだよ。
沖縄とコラボしたイベントだったので、
沖縄料理の屋台もたくさん出てさ。
とっても暑かったおかげで、
オリオン生が旨かったわ~。 (*^-^)ニコ
グビグビいってしまったさーーー。(笑)
さてっと。
ボクの本業は、モノづくりです。
生産現場向けの機械を、ワンオフで
創っておりまして、設計~製作を一環で
やってます。
ワンオフって、
聞きなれないかもしれないのだけど、
早い話が、オーダーメードの特注機です。
今日は、そんなモノづくりをしてる中での
コトを書いてみようかな。 (^^ゞ
ところで・・。
アイデアに行き詰った時って、どうされてます?
機械を考える上では、いろんなアイデアが
必要になってくる。
その案件を実現するためのメカニズムを
考えたり、全体のデザインを考えたり・・・。
こと、機械モノは、安全にかつ、的確に
『動く』ことが要求されるんだよね。
アイデアが湧いてでたとしても、
動き(機構)に矛盾がでたり、物理的な矛盾が
でたりすれば、考えなおし・・・。 (^_^;)
どんな風にすれば、全てが矛盾なく成立するか?
っていうことを
あ~すればどうだろう?
こ~すればいけるかな?
って、グルグルと考えるわけ。
でね、ボクが
仕事をしてる中で、大切にしてることは、
“視点を変えてみる” ってこと。
あ、でも、
大切にしてるというか、
ケアしてると言う方が合ってると思う。
ともすれば、思い込みに走ってしまう
傾向があるものでね。 (^_^;)
自分の思い込みを崩すためにも、
視点を変えることが重要になってくるんだよ。
でね、
この思い込みってやつがクセモノでね。(笑)
例えば、
その昔、失敗した経験からの思い込みとか、
一方向しか見てないがための思い込みとかね。
過去の経験からの思い込みって、
意外と大きく作用する。
ボクは、親父と一緒に仕事をしてるのだけど、
機械の設計をする際には、いろいろと、
親父に相談するんだ。
機械の構想を考え、
アイデアを練ってる時に、
こういう時は、どういう部材を使う?
だとか、
こういう形の部品にしようと思うのだけど、
どういう加工になる?
とかね。
親父は、自身過去の経験から、いろいろと
アドバイスをしてくれる。
それにたくさん経験してきてるので、
ボク的には、すごく安心できるし、
頼りにもしてる。
自分のアイデアの突破口をみつけるためにも、
親父に考えをぶつけたりもする。
・・・と、でもそれがね、
良い場合もあり、悪い場合もアリ・・。
なんでか?
っていうとね、
彼の過去の経験での話だから、
もしかすると、現在、
それがクリアされているかもしれない!
って言う可能性があるってこと。
こと、
メカニズム(機構)を考える上では、
それは結構なウエイトを占めている。
過去にはできなかった技術も、
それが進歩して、出来るようになっている
・・・ かもしれないから。
もしくは、
親父の思い込みが作用してる場合があって、
今出来る可能性があるはずのモノであっても、
できない! 無理! って。
正直、聴かなきゃよかった・・・
と思ったりするときもあったりして・・。
(´ヘ`;)とほほ・・
実際のところ、今創ってる機械でも、
いろいろとやりあったんだわ。 (^_^;)
ボクはただ、アドバイスをほしいだけなのに、
その方法は無理だとか、難しいとか・・。
なので、
たとえ無理と言われたとしても、
本当に実現したいモデルであるなら、
そこのところの、調査なりは確認は
必要になってくるんだよね。
あとは、一方向の思い込み。
設計してるときとか、
実際の創り込みの時とか・・・
例えば、器材は、この方向でこう置く!
っていう “思い込み” に入ってしまうと、
少し、面倒なんだよね・・・。
使い勝手を改善したい場合などがそれで、
思い込みが邪魔をして、
「無理!!!!」 ってなってしまう。
で、これを
たまにやってしまったりするんだわ。
(^_^;)
でも、少し、視点を変えてみてみると、
意外と別の方法があったりするんだよね。
なので、意識して、
『こうじゃなきゃ!』
っていう思い込みを一旦捨ててみるようにしてるのね。
『ほんまに、それって合ってるんかな?』
とか、
『こう考えたけど、ほんまに、それって必要かいな?』
とか・・・
って、別の角度でもう一度見てみるようにしてるんだ。
と・・・ 口でいうのは簡単なのだけど、
これが、なかなか・・・。 (^_^;)
そんな時の打開策として、どうしてるか?
っていうとね・・・
近しい第三者に聞く。
とか、
もしくは、まったく先入観のない人に聴く。
とかね。
近しい第三者って、心強い。
機械の理屈も知った上での、違う見方だから、
こっちも納得しやすい。
が・・・
そこにはある程度の先入観が混じってる
場合があるので、マルッポ鵜呑みにはできない。
(^_^;)
一方で、まったく先入観のない人に聴くことも
効果的なのだけど・・・・。
突飛すぎて、的を得ない場合があったりするので。
これもまた・・・。
まぁ、結局は、意見を聴いてみて、
自分の中で、違う視点へのきっかけをもらう
っていう感じが多いかな。 (* ^,_っ^)ゞ
実はね、今、ある機械を創ってるのだけど
視点を変えてみる! ってことに直面したんだわ。
お陰様で、いい方向にクリアできたよ。 (^^ゞ
ちなみに、今創ってるのがこれ。↓
歯ブラシのパッケージをする機械なんだけどね。
何を変えたか? っていうとね、
センサーを置く方向。 前と変えてみたんよ~。
って、前の位置がわからんから わからんよね。(笑)
あ、いろんな機械を創ってるんで、
もし、機械に興味があるなら、
『時短化設計研究所』 で検索してみてね~。
あ、動画がいっぱい載ってるので、こっちのが
オモシロイかも。⇒『ブリスターパック・ラボ』。
よろしくね。(^^ゞ
ってわけで、今日のしつもんは・・・。
あなたなら 、どのように視点を変えますか?