思春期の子どもの専門家、くればやしです。
中学校で国語を教える現役の先生でもあります。
これまで450日、毎日2000文字近い文章を書き、ブログやメルマガで発信してきました。
また、作文の苦手な子どもたちに作文指導をしてきました。
この記事の目次
書き続けることは難しい
ブログには、コンテンツブログとライフスタイルブログがあります。
「今日、こんなことがあったよ」
「今日、こんな人に会ったよ」
こういった内容は、自身のライフスタイルを見せるので、ライフスタイルブログです。
一方、『しつもんアラカルト』はコンテンツブログです。
それぞれの専門家が、自分のコンテンツを文章にして配信しています。
僕の場合は、思春期の子どもの専門家として、また3児の父として、子育てや教育のコンテンツを書いています。
魔法の質問公式ブログ『しつもんアラカルト』に参加してから、よく尋ねられることがあります、
「そんなに書くことがないよ」
「1000文字以上書くのは大変」
「いつ書いてるの?」
なかなか書き続けるのって難しいようです。
これまで、いろんなマーケティングのセミナーに参加してきました。
フェイスブックの使い方やワードプレスのブログの作り方の講座にも参加してきました。
たくさんの方が学ばれています。
ところが、肝心の文章を書くことは大変なようです。
子どもたちの作文指導をしていてもそうなのですが、「書くこと」は難しいようです。
そこで、450日毎日書き続けたきた日々の中で大切にしてきた「7つのしつもん」をお届けします。
しつもん1「あなたはだれですか?」
これまで450日、毎日書き続けてきました。
1日も休まず投稿し続けてきました。
届けたい相手と届く相手は違います。
投稿の当初、僕は学校の先生に向けて書いていました。
それなのに!
なぜか、反響はお母さんばかり。
「こんな先生がいるんですね」
「ウチの先生は大変で…」
「担任の先生に読ませたい…」
そんなメッセージばかり…。
そこで、僕はお母さんに向けて書くようになったのです。
世の中には、コンテンツブログがたくさんあります。
だれもが発信できるようになった今、「何を書くか」は重要ではないように思います。
それよりも大切なことは、「だれが書くのか」。
僕には「教育」や「子育て」のことしか書けません。
16年間の中学校の先生としての経験。
3人の子どもを育ててきた経験。
そこから、紡ぎ出せる文章は「教育」や「子育て」のことだけです。
『海外投資』のコンテンツブログ。
『企業経営』のコンテンツブログ。
『メイク』のコンテンツブログ。
それは、僕には書けません…。
ですから、あなたにしか書けない文章があるのですね。
あなたはだれですか?
しつもん2 「だれに読んでもらいたいですか?」
「何を書くのか」よりも「だれに書くのか」が大切です。
読んでもらいたい人がはっきりしていれば、文章はスラスラ生まれてくるはずです。
届けたい相手は、狭く狭く絞ることが大切です。
「この人に読んでもらいたい!」
たった一人のだれかのために書く。
できるだけ広く広く届けたいのが、人の心。
そして、あれもこれも書きたくなるもの。
いろんな人に読んでもらいたいですもの。
でも、逆なんですね。
どんどん絞るのですね。
僕はブログ開設当初、10年前の僕に向けて書いてきました。
やがて、今日は「あの人」に。
次の日は、「この人」に。
毎日毎日、教育や子育てのことで苦しんでいるだれか一人に向けて、文章を書いてきました。
具体的な「だれか」を描くことが重要です。
その人がね、たった一人、救われたらそれでいい。
そんな気持ちで書いています。
さあ、今日はだれに届けますか?
しつもん3 「読んでもらいたい人が困っていることは何ですか?」
ブログを書き始めた当初、僕は自分が「書きたいこと」を書いていました。
自分の知っていること、考えていることを一生懸命配信していました。
で、気づいたんです。
僕が「書きたいこと」が、必ずしも読者の「読みたいこと」ではない、ということに。
自分の知ってることを、ついつい書きたくなります。
「僕は、こんなことを考えてる!」
こういう記事です。
でも、そういう記事って読まれないんですよね…。
では、どんな記事が「読みたい記事」なのでしょうか。
最近は、いろんな方がブログやメルマガを読んでメッセージをくださいます。
僕は、そのメッセージに返信をしています。
それが、ブログの記事になります。
「一人の悩み」は「みんなの悩み」なんですね。
いろんな「お悩み」が届くようになって気づいたんです。
悩みの本質はみんな同じです。
読んでもらいたい人が悩んでいることを見つける方法は何でしょうか。
ヒントは、『Google』と『Yahoo』です。
しつもん4「どんな経験をしてきましたか?」
世の中に、コンテンツブログは大量にあります。
同じようなサイトが山ほどあります。
ですから、『How to』を書いても、なかなか読まれません。
あなたしか知らないオリジナルコンテンツ。
そんなものって、なかなかありませんし…。
でも、あなたにしか書けない記事を書く方法があります。
それは、『ストーリー』を書くことです。
「経験で語る」
僕が子どもたちに作文指導をするときに、必ず板書する言葉です。
あなたの経験は僕には書けません。
僕の経験はあなたには書けません。
自分らしい文章を書くたった一つの方法は、自分が経験したストーリーで書くことです。
「しつもん1」で書いたように、「何を書くか」よりも「だれが書くか」が大切です。
そうであるならば、文章で伝えたいのは『人となり』なのですね。
文章で伝えたいのは『人となり』
たくさんの経験の蓄積があるからこそ、書けるものだと思います。
経験を伴わないコンテンツに説得力はありません。
あなたが経験してきたストーリーを書き出してみてください。
「あんなこともあった」
「こんなこともあった」
それが、コンテンツブログの記事になります。
この記事は、小中学生のときの思い出話を記事にしたものです。
僕にとって、本当に苦しかった思い出です。
苦しければ苦しいほど、その経験は記事として輝くように感じています。
しつもん5 「失敗したことは何ですか?」
ストーリーを書くうえで大切なのは、「失敗談」です。
失敗談は、あなたの『人となり』を伝える最高のストーリーです。
逆に、成功した話は「自慢話」に聞こえます。
「こうやったら、うまくいきました。だから、あなたもやりなさい」
こういう話を書きたくなるのだけれど…。
なんだか、自慢話に聞こえます。
でも、「こんな失敗をしました。だから、こうすればうまくいきます」
こういう話の方が、よく読んでいただけます。
好感度もアップします。
そういう意味では、失敗ほどおいしいのですね。
失敗って、そのときは最悪の気分になります。
でも、振り返ってみると、そこから学んだことってたくさんあります。
成功したことは、忘れてしまうのだけれど。
失敗したことは、いつまでも覚えているもの。
そして、それは自分の専門分野で教訓となっているはずです。
この記事は、僕の子育ての歴史上、もっともショックを受けた出来事です。
しつもん6「応援してくださる方を喜ばせる方法は何ですか?」
記事の良し悪しを判断する一つの基準に、view数や『いいね』の数、シェアの数などがあります。
ずっと書き続けてきました。
毎日毎日書き続けてきました。
GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)で数値計測をしてきました。
GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)は、PV数やユーザー数だけでなく、ブログを読んでくださった人の住んでいる場所や検索したワードまで教えてくれます。
それを読んで、気づいたんです。
記事の出来は、あまりPV数に関係がない…。
本人の記事に対する評価と、周囲の評価は合致しない…。
渾身の記事が書けたけれど、全然読まれていない。
逆に、「今日のはイマイチ…」と思ったのに、すごく読まれてる。
そんなことの連続です。
書き手に「読み手」はコントロールできない…。
書いてみてはじめて「よく読まれる」か「あまり読まれないか」がわかります。
ただ…、よく読まれる記事には特徴があります。
それは、応援してくれる方が喜んでくれる記事か、ということです。
そういう方がシェアしてくださると、PV数はアップします。
そして、応援してくれる人が喜んでくださる記事には、必ず傾向があります。
また、その中にはキーパーソンとなってくださる、ファンの多い方もいらっしゃいます。
その人がシェアするだけで、PV数が跳ね上がります。
キーパーソンがうれしくなる記事、というのは大切です。
応援してくださる方が増えるほど、たくさんの人に読んでいただけます。
応援してくださる方を喜ばせる方法。
ヒントはフェイスブックなどのSNS(ソーシャルネットワーク)です。
しつもん7 記事を届けるためにできる、はじめの一歩は何ですか?
おもしろいことに、ブログの記事は書くだけではまったく読まれません。
なぜなら、その記事にたどり着けないからです。
Google検索で、ブログまでたどりつくことはほとんどありません。
僕のブログ『ハッピーな先生のハッピーな教室』
記事数は500ほどあります。
それでも、Google検索でサイトに訪れるのは25%ほどです。
ちなみに、他の方のブログで紹介していただいたり、この『しつもんアラカルト』から来ていただくのが12%。
すでに読者になっていただいている方で、直接やってきてくださるのが20%。
一方、SNS(ソーシャルネットワーク)から来ていただくのは43%です。
そして、そのほとんどがフェイスブックです。
ちなみに、ブログオープン当初、ほとんどだれにも知られていない時代には、60%がフェイスブックです。
一生懸命書いても、そこにたどり着く入り口を作らないことには、だれも訪れないのです。
渾身の食材で最高の料理の腕をふるっても、あなたのレストランには入り口がない。
果たして、お客さんは入店するでしょうか。
せっかく時間をかけて書いた記事です。
そして、その記事を必要としている人がいるのです。
必要としている人に、必要としているものをちゃんと届けたい。
できれば、たくさんの方に読んでいただきたいものです。
そうであるならば、「こんな記事を書きましたよ」ということを紹介する必要があります。
入り口を作るのですね。
入り口の数は、多ければ多いほどいい。
どのようにしたら、入り口の数が増えるでしょうか。
そして、まず入り口の前にたくさんの人が訪れてくださらないといけませんね。
たくさんの人が入り口の前に立ってくださるには、どうすればいいでしょうか?
そして、その扉を開けてもらうためには、どうすればいいでしょうか?
記事を届けるためにできることはたくさんあります。
さあ、記事を届けましょ。
あなたにできる、はじめの一歩は何ですか?
魔法の質問
- あなたはだれですか?
- だれに読んでもらいたいですか?
- 読んでもらいたい人が困っていることは何ですか?
- どんな経験をしてきましたか?
- 失敗したことは何ですか?
- 応援してくださる方を喜ばせる方法は何ですか?
- 記事を届けるためにできる、はじめの一歩は何ですか?