自分らしくチカラを発揮するための体との付き合い方
連日連夜、オリンピックの
さまざまな種目、選手の活躍が
聞こえてきます。
あなたはどの競技が
好きですか?
こんにちは。
笑顔で世界征服をたくらむ
姿勢と体の専門家、
姿勢科学士の みちのえみこ です。
オリンピックでメダリストになる
選手たちのすごいところは、
「オリンピック」という
限られた期間に
心と体の「いいリズム」の波を
合わせていくことが
できることです。
もちろん、本当の意味で
その時に「もっともいい状態」かどうかは、
本人のみぞ知る、です。
もしかしたら、
失恋したばかりで
メンタル最悪かもしれないし、
風邪をひいて多少熱があっても、
ドーピング検査をクリアするために
薬を飲むこともできずに
自力でなんとか耐えている状態
かもしれません。
それでもなお、
今のこの瞬間に
世界のトップレベルのアスリートである
選手たちの頂点を極める
能力と実力を磨いて、
もてる力を出し切れたことが
すばらしいなあ、
と思いながら、
ニュースを見ています。
さて。
スポーツをすることもなく
テレビやインターネット観戦専門の私たちにも
オリンピックのアスリートたちから
普段の体づくりを学ぶべきことがあるなあ、
と思ったので、
今日はそんな話題を書きます。
そもそも、
オリンピックに出るようなアスリートたちと
私たちの体で何が違うのか、
というと、
実はそう、違いはありません。
にんげんだもの。
……って、いきなり
相田みつを。笑
もって生まれた能力が
とびぬけて違う人も、
もちろん中にはいると思いますが、
全員が全員そうだとは思えません。
骨の数だって
筋肉の数だって同じはずだし、
体のつくりが特別仕様だとも思えません。
自分の体への向き合い方が
違うだけだと思っています。
メダリストたちの体づくりの
ポイントは2つあると思います。
オリンピックのメダリストたちの体づくり:
1.自分の体の能力の引き出し方を知っている
2.自分の体が快適であるための選択と行動を実行している。
自分の体の能力の引き出し方を知っている
実はこれが、
選ばれたアスリートの人たちが
普通の人たちと違って
ずば抜けて上手なところだと
私は思っています。
自分自身の武器である身体能力と、
その引き出し方を知らなければ、
ベストパフォーマンスを引き出すことは
到底無理です。
しかも、オリンピック会期中、
という限られた時間に
いつもと違ったプレッシャーや
緊張の中で
コンディションを作り上げていく、
となると、
「おそらく」とか「たぶん」
という偶然などに頼るわけには
いきません。
オリンピックのメダリストたちは
自分自身にどんな能力があり、
どのような時に
自分の体がどのような状態であることが
その競技にとって一番いいのかを
偶然や勘に頼るのではなく
理論的に、科学的に、
理解しているはずです。
(もしかしたら、選手自身でなく、
選手を指導しているコーチが
そこを受け持っているケースも
あるでしょう。)
姿勢、栄養、休息(睡眠)、
すべてのバランスがとれ、
最高のパフォーマンスが出せるよう
自分流のやり方や法則を
持っていることと思います。
私たちが見習いたいのは、
そうしたところです。
自分自身のもっている能力を知り、
姿勢をととのえ、
栄養、睡眠をバランスよくとることで、
自分の能力をめいいっぱい引き出す。
オリンピック選手のように
限られた期間に爆発的な力を発揮する、
ということでなく、
日常、いついかなる時でも
自分のチカラが発揮できるように
準備しておけると、
何があっても動じずに
いつでも自分らしさを
発揮できるのではないか、
と思います。
自分の体が快適であるための選択と行動を実行している
普段私たちは、「なんとなく」で
いろんなものを選択していることが多いのですが、
アスリートの人たちは、
オリンピックなどの最終目標の場で
一番いいパフォーマンスをするために
必要な選択と行動を選んでいます。
ストイックなまでに
食事制限をしている人もいるだろうし、
好き嫌いにかかわらず
実施していることがある人も、
「競技人生が終わるまで
○○しないようにしている」
という人もいるでしょう。
すべては勝利のために。
アスリートの人たちのように
明確な目標がなくても、
私たち一般の人たちの場合は、
たまには、
「いつも元気でいるために」
「健康のために」
あるいは
「快適でいられるために」
何を選択するのがベストなのか、
考えてみるのも悪くないと思います。
また、普段自分が
何気なく選択していることが
結果的にどんなことにつながっているのか、
立ち止まって考えてみることも、
いいでしょう。
たとえば、
頬杖をついて仕事をするクセがあるとして、
その行動によって、
実は顔がゆがんでたり、
かみ合わせが悪くなってたり、
口の開け閉めがうまくいかず、
顎関節症になっていた、
とか。
最近なんだか右手がしびれるな、
と思っていたとして、
原因を考えてみると、
実は寝る時に横向きに寝ることが増えていて、
しかも右手を押しつぶすようにして寝てた、
とか。
そんなことは誰にでもあります。
今あげた例でいえば、
頬杖つくクセに注意して
なるべくしないようにするだけで
顎の不調はなくなるし、
寝る時に横向きにならないように
してみるだけで、
手はしびれないようになります。
そんなちょっとした行動の結果や
それによって未来に起こること。
よりよい未来のために、
いいと思うことを
選択してみる。
そんなことで未来が
ちょっぴり変わるなら、
やってみたらいいと思うのです。
オリンピックのメダリストたちの体づくり:
1.自分の体の能力の引き出し方を知っている
2.自分の体が快適であるための選択と行動を実行している。
オリンピックでメダルをとるような
トップアスリートの人たちは、
「自分の体を知り尽くした、
自分の体のプロフェッショナル」
だと思います。
それがあるから、
自分の能力を信じ、
自分のパフォーマンスを
最大限まで引き出すことが
可能なのです。
人間の体は、
つくりは同じだし、
機能も基本的にみんな同じです。
だけど、人それぞれ、
個体差、というものがあり、
栄養の取り方や運動できる量や
得意なこと、苦手なこと、
などは一人一人で多少の差があります。
アスリートの人たちは
そのあたりをきっと心得ていて、
「自分流」ということを
知り尽くしており、
自分自身が快適でいるためのことを
自分なりに実行しているでしょう。
それは何も、
トップアスリートだけに
限ったことではありません。
私の知っている
優秀な経営者、
何かのプロフェッショナル
と呼ばれる仕事をしている人、
仕事ができると思える人、
一家の主婦としてバリバリ
家庭のことを取り仕切っている人、
そんな人たちは、みんなそうです。
オリンピックのような
晴れの舞台に出るわけじゃなくても、
日々の仕事や、家庭や、学校の勉強や、
いろんな場で自分らしく、
健康で元気に過ごせるようにしていくために、
時には
自分の体について向き合い、考えてみる。
自分の体のプロフェッショナルで
あろうとする。
自分の体の限界を心得ており、
メンテナンスのし時、
休養のし時を見極めて、
しっかり休みをとって
倒れるところまでやらない。
バランスよく栄養をとって、
自分の体が欲している栄養を
見逃さない。
そんな体とのつき合い方を
あなたも目指してみては
いかがでしょうか。
あなたは自分の体を
どのくらい知り尽くしていますか?
いつも自分らしくいるための魔法の質問
あなたは自分の体をどのくらい知り尽くしていますか?