一時80kgの大台を突破した肉体。
ここ2年ほどは、75kg〜77kgの間を行ったり来たりしていました。
それが3ヶ月で63㎏まで痩せました。
実に −12kg 。
そのときに問い続けた「たった1つの質問」があります。
この記事の目次
がんばらないで痩せる
この春、12kg痩せました。
ズボンがブカブカです。
久しぶりに会う人が、目を丸くします。
親戚から「病気なの?」と心配されます。
運動はまったくやりません。
だって、疲れるもん。
がんばらなきゃいけないでしょ?
「がんばる」と続かないんです。
だって、ランニングマシンとかの上を走るじゃないですか。
汗だくになって、1時間。
「結構な距離を走ったなぁ」
そう思って、モニターを見る。
500kcalの消費で、「お茶碗1杯分」
待て!
待て!
1時間も走ってお茶碗1杯分⁉︎
だったら、お茶碗1杯のご飯を食べない方が楽じゃん!
だから、運動はしません。
毎日電車通勤ですから、よく歩きます。
できれば、階段を使います。
運動はそのくらいです。
じゃあ、3ヶ月でどのようにして痩せたのか。
僕が使ったのは、この魔法の質問です。
「それ、本当に食べたいですか?」
体内に取り込むものにこだわる
コンビニへ行って買い物をすると、ついつい余分な物まで買ってしまいますね。
何かを買うとき、原材料名をまず見ます。
いろんな添加物が入っています。
ケミカルな感じの言葉を凝視します。
「酸化防止剤」
「カロチノイド色素」
「膨張剤」
「スクラムロース」
「アセスルファムK」
もう何がなんだかわからないけれど。
なんとなくケミカル!
「それ、本当に食べたいですか?」
体内に取り込むんですよね?
それ、取り込むんですよね?
本当に食べたい?
ねえねえ、本当に食べたい?
そう自分に問い続ける。
すると、コンビニで買えるものが「水」しかなくなりました…。
「食べなければならない」という「恐れの選択」
不思議なもので、時計を見るとお腹が減ります。
僕は目が覚めた瞬間からブログを書いています。
朝2時。(僕にとっては朝)
目が覚めたら、パソコンの前に座っています。
明るくなってきても、特別にお腹が空いたという感じではないのですね。
ところがです。
時計を見ると、朝6時。
急にお腹が空いてきます。
まさに「こうでなければならない」という「恐れの選択」。
朝はごはんを食べたければならない。
長年刷り込まれた常識が胃袋に刺激を与えます。
実は今、1日1食なんです。
夕飯しか食べません。
それでね、仕事中、ふと時計に目をやると、まもなく退勤時間。
急にお腹が鳴り出します。
時計を見ずとも帰りの電車に乗ると、急に腹が減ってきます。
自動的に。
条件反射。
人間って、やっぱりそういう風にできているみたいです。
だから、毎朝、問い続けるんですね。
「それ、本当に食べたいんですか?」
食べなきゃいけないから、食べてませんか?
ずっと疑問だったこと
昔からよく「好き嫌いをすると、大きくならないよ」なんて言われますよね。
学校でたくさんの子どもたちと出会ってきました。
中には、いろいろな食物アレルギーを抱えている子もいます。
「卵」と「小麦」と「果物」がダメ、なんて子もいます。
いったい何を食べればいいのだろう?と心配になりますね。
ところが、そういう子がやせ細っていたり、極端に小さいかというかというと、そういうことはないのですね。
それから、「牛乳を飲まないと背が高くならない」なんてのも僕は疑問でした。
冬場になると、学校で飲む牛乳が大量に余ります。
それで、練習後、運動部員たちでせっせと飲ませていたのですね。
3年間で、結構な量を飲んだはずです。
でもね、レギュラー全員180㎝なんてことはなく。
普通でした。
どうやら、日本人の腸は牛乳を取り込むのが苦手らしいのです。
もしかして、ウチの部員が欧米人だったら、そういうこともあったのかもしれません。
そうそう。
不食の人って、本当にいるみたい。
「不食」でググると、いろんな記事が出てきます。
まったく食べないだなんて、にわかには信じられないけれど。
そういうこともあるのかもしれませんね。
じゃあ、食べなくても平気なのかって言うと、そんなことありません。
世界では1日にものすごい数の方が餓死で亡くなっているのです。
人間の体ってわからないことだらけです。
牛は草だけ食べてて何で太ってんだ?
「脂っこいものを食べてばかりいると、脂肪がつくよ」
なんて言われます。
でもね、牛も豚もベジタリアンのくせに、太ってます。
いい感じに脂がのっています。
「早食いは太る」と言われます。
牛は反芻動物です。
口でもぐもぐ。
飲み込んで胃に入れて、また口に戻してモグモグ。
むちゃくちゃゆっくり食べてます…。
なんで、脂がのっちゃうんですか?
牧草しか食べないなんて、ものすごい偏食ですしね。
パンダなんて笹ですよ。
笹だけ食って、あんなに大きく育ってます。
わけがわかりません。
一方、肉食獣はだいたいスマートです。
もちろん、太ったら狩りができないわけですが。
ハイエナぐらいになったら、激太りしていてもいいのにな。
彼らもスマートです。
わけがわかりません。
脂肪を燃やして走るなんて言うけれど、マラソンランナーもサッカー選手もみんなスマートです。
もう、わけがわかりません。
「食べなければならない」という常識を書き換えてみる
そうやって、常識を疑って見てしまうところがあります。
常識って言うけど、それって本当なの?
そういう、ひねくれたものの見方をしてしまう癖があります。
でね、
「3食きちんと食べなければならない」
これも、常識。
その常識を疑ってみたんです。
常識を書き換えてみる。
ダイエットの序盤では、そのことを意識しました。
少しずつ、食事を控えめにしていきました。
こういうのは、一気にやると続きません。
無理をしてはいけないのですね。
無理をすると続かないんです。
がんばると続かないんです。
これを間違えると、ダイエットって失敗します。
「本当に食べたいですか?」
そう問い続けて、少しずつ少しずつ、減らしていく。
自分の意識も少しずつ変えていく。
1日1食を続けている今では、これが「僕の中の常識」になっています。
目の前で我が子が朝食を食べている。
その横でパソコンを打っている。
でも、食べたいとは思いません。
アンチエイジング
そもそも、なぜ、1日1食を始めたのか。
本に書いてあったんです。
GACTも福山雅治も1日1食だって。
はい、だから1食です。
単純でしょ?
で、体重が落ちるよりもね、もっといいことがあるんですよ。
それは肌です。
甘いものを取らなくなり、肉もほとんど食べなくなり、菜食中心になりました。
過食は避けて、ほどほどにしか食べません。
そもそも、胃袋が小さくなったため、わりと早く満腹が訪れます。
それで、本当に肌質が変わりました。
なんと言いますか、子どもみたいな肌になったんですね。
最近、妙に若く見られます。
こう見えて、38歳で子どもが3人いるんです。
でも、若い人から「年下かと思った」と言われることが増えました。
食生活を変えて、一番変化するのは肌です。
だから、肌質の変わった頬を撫でながら、脂でギトギトした食べ物を眺めるんですね。
「それ、本当に食べたいんですか?」
それを食べたら、もとの肌質に戻りますよ。
いいんですか?
ねえ、いいんですか?
1日1食生活は、こんな感じでやってます。
1日に1食しか食べません。
いろいろ試した結果、夜だけ食べるようになりました。
朝だけ食べる。
昼だけ食べる。
それも試したのですが、どうにも腹が減るのです。
胃が消化にエネルギーを使うようなのですね。
内臓が一生懸命働きます。
朝は番茶に梅干し1個。
昼は食べません。
夕飯は普通に食べますし、お酒も飲みます。
休日は、家族と食べるときはお昼も食べます。
一人のときは食べたり食べなかったりです。
今のところ、一度も病気にならずに過ごしています。
1日1食って、お金が貯まります。
家で夕飯を食べるため、外でお金を使わないのですね。
だいの大人がですね、財布の中に300円とかしか入ってなくて。
「あれ、今週サイフの中、空っぽだったんだ」って、あとになって気づく。
そんなこともありました。
ライ◯ップと違って、お金を貯めながら、体重を減らしていく。
まさに、魔法のようなダイエット法です。
健康診断の血液検査も驚異的に数値が下がりました。
ということは、健康的になったのでしょう。
ただし、食べないと暇です。
一人で家にいるときなんて、食事の買い物もしないし、準備もしないし、洗い物もないのですから。
相当、暇です。
旅行に出ても、食べないとなると、本当にやることがないんです。
スイーツとかも食べないですからね。
旅行先での楽しみは、まさに半減しますがね。
そこは唯一の「悪いこと」なのかもしれません。
本当に食べたいものだけ食べる
北海道では、ジンギスカンに寿司にとうきびにと、いろいろ食べました。
食べたいから、食べたんです。
上海でも、香港でも。
心から食べたいと思ったものだけ食べるのです。
本当に食べたいときだけ食べる感じです。
そのかわり、ちょっと小腹が空いたな…なんてときは食べません。
この違い、伝わるでしょうか。
我慢はしません。
お腹が空いたから食べる、のではなく。
それを心から食べたいと思ったから食べる。
だから、結構苦しむことなく痩せました。
そうやって、本当に食べたいのかを自分に問い続けてきました。
それで、気がついたら12kgの減量です。
お肌ツルツルです。
どんな自分を手に入れたいか。
問い続ければ、答えは見つかります。
変えられるのは、いつだって自分だけ。
答えはいつも自分の中にあります。
ちなみに、実践される方は自己責任でお願いしますね〜。
魔法の質問
それ、本当に食べたいですか?