ようこそ
ひだまりです
二十四節気では冬至を迎えました。
学校でも習いましたよね
(今はどうなんだろう。昔のカリキュラムでは習ったんですけど)
北半球で1年で最も太陽の高度が低い、1日の日照時間が短い日です。
この日は洋の東西を問わず非常に大事な日とされてきました。
ヨーロッパでは、キリスト教以前の民族的な冬至の行事があり、
それとキリスト教の考えが結びついて現在のような
クリスマスの飾りや行事が行われているところが多いようです。
サンタクロースが子供たちのところに来るのももそのような経緯から生まれたそうです。
「陰極まりて陽に転ずる」日として日本や中国では…というか、
もともと中国では冬至は非常に重要視されていました。
かつてはこの日中国の皇帝によって、豊穣と天下泰平を祈願する
儀式が行われていたそうです。
以前土用には「う」のつく食べ物を食べて精をつけよう
という考えがあったとご紹介したことがありますが、
かつて日本では冬至に
「ん」
のつく食べ物を食べて運を盛るという習慣があったそうです。
だいたい根菜系が多いと思います
れんこん、にんじん、だいこん…
あと果実としてはみかん、きんかん、
実となったものとしてはぎんなん
などもありますね(╹◡╹)♡
ぎんなんは大好きです。
今年の冬至、私は
パンケーキ
食べました。
ちゃんと「ん」はいってますよ(笑)
本来「ん」のつく食べ物を食べる、ということは
収穫のすんだ野菜を備える意味と、万物の生命力が低下するために
栄養価のあるものを食する風習からきているようです。
…
あれ?かぼちゃは?
と思いましたか?
私は思いました。
冬至にはかぼちゃを食べるって言われて育ったけど「ん」つかないじゃん
って。
調べたらかぼちゃのことを「なんきん」というから
ということに辿り着きました。
「ん」が2つ付いている、縁起のいい食べ物なんですね。
おまけにかぼちゃは本来は夏やさい。q
でも、保存ができるので、夏のエネルギーを
冬に摂ることで陰の一番強い日に陽の気を取り入れる
という願いが広まったもののようです。
また、冬至といえば
柚子湯
に入りますね。これは体を温めて湯冷めしにくい、
ということありますが、柚子の香りで邪気を払う意味もあるそうです。
そして以前お伝えした「6歳の6月6日」という語呂の良さから
お稽古初めとされたように、
融通が効く湯治=柚子が効く冬至
といった言葉遊びの要素もあったようです。
このように、暗く長い冬の時期を乗り切るため、
秋に収穫したものの恩恵によって健康に過ごし、
これから伸びる樹木の芽によって、生命あふれる春の到来を待つ。
昔は大変心豊かに過ごしていたんだなぁ、
と昔の生活の中での、心豊かに過ごしていただろうことに
思いを馳せてみるのもいいなぁ、と思うのです。
ではここで今回の質問です。
★日頃心がけている体にいいことはなんですか?
★あなたが心豊かに心地よく過ごすために必要なものはなんですか?
★気持ち良い日の出を最近いつ見ましたか?
★朝日にどんなことを感じますか?
ではまた次回
最後までお付き合いいただきましてありがとうございます