パフォーマンス向上には脱力を
気づきの伝道師 藤井一規です。
力を入れたほうが、良いパフォーマンスができるのだろうか?
スポーツの世界では、脱力の大切さが説かれるようになった。
今日は、脱力について考えていく。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11632/
この記事の目次
「力を入れるのではなく、力を抜くことでスピードは出る」
by 中谷彰宏(作家・俳優・実業家)
一流スポーツ選手が、うまく脱力していることが知られるようになった。
かといって、ぐにゃぐにゃでいればいいというものではない。
どのようにするのがいいのだろうか?
<一流選手>
頑張って力を出そうとするとき、
歯をかみしめたり、力いっぱい握りこぶしをつくったり
という人は多いだろう。
しかし、どうやら一流選手は力を抜くのがうまいようだ。
バスケットボールのマイケル・ジョーダン、
短距離走のウサイン・ボルトなど、
走っている最中に舌を出していることが知られている。
舌を出そうとすれば、顔からは力が抜けている必要がある。
そして、顔だけでなく、うまい脱力が高いパフォーマンスにつながっている。
長ければ連日4,5時間もプレーを続けるテニス選手。
もし、全身に力を入れ続けているとしたら、
とてもそんな状況では耐えられないだろう。
うまく力を抜くことができるからこそ、可能になっている。
<瞬発力を出すには>
力を入れ続けているときと、
普段は緩めていて、ここ!という瞬間に力が入るとき、
どちらが瞬間的なパワーが出せるだろう?
ずっと力を入れていれば、
長時間耐えられるレベルにしか力を入れられない。
大きな力を入れれば、その後は、ずり下がっていってしまう。
普段は緩めていて、瞬間的に力をいれるのであれば、
勢いで、持続的にだせる以上のパワーを出すことができる。
また、関節を大きく動かす必要があるときに、
既に筋肉を固めてしまっていれば、関節の動きは制限されてしまう。
初めは緩んでいて、自由に可動できるからこそ、
大きく動くことができる。
大きく動くことができれば、その分、
一歩を大きくすることも、大きく腕を使うこともできる。
<力を抜くヒント>
力を抜きたいときには、緩んだ状態を意識したい。
掌は自然に開いておく。手首、足首をぶらぶらさせておく。
力を抜きたいところとは、異なる身体の部分に意識を向ける。
顔の力を緩める。ゆっくり息を吐く。
といった意識はかなり効果がある。
また、コアとか、体幹と呼ばれる、インナーマッスルを鍛えていくと、
外側の筋肉を使わなくても、安定した身体を用意できる。
そうすれば、脱力しても姿勢が崩れたりしなくなり、
パフォーマンスの向上につながっていく。