2016年6月13日(Mon)
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娘と一生『相思相愛』でいる方法〜お父さん、必見!〜
ライフスタイル / 2016年6月13日(Mon) / さくら みゆき
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この記事の目次
家族のコミュニケーション
ビジネスが上手くいっている人は
家族仲がいいです。
今日は、
家族のコミュニケーションについて
考えてみましょう。
父が来た
「えもんかけ、貸してくれよ」
「ハンガー」を
「えもんかけ」という
父が、千葉からやってきました。
母が亡くなって
もうすぐ5年。
千葉の田舎で
一人暮らしの父は
ふだん、
田んぼや畑の作業をしたり
ゴルフを楽しんだり、と
悠々自適な生活を
しているのですが、
なんせ一人暮らし。
さみしいんでしょうねー。
梅雨に入ると
田んぼも畑も
ゴルフもできないので
家でボーっと
テレビを見ていることが
多くなるんです。
先月帰省したときに
「たまには横浜にも遊びにおいでよ」
と言ったので、
嬉々としてやってきたんです。
畑で採れた
大量のジャガイモを積んで。
お風呂の声かけ
中二の息子がお風呂に入ると
「お風呂はいったのか聞いてこい」
って、父に言われました。
「入ってるよ、音がしてるし」
と答えると
「そういうもんじゃないんだよ」
と、父。
子どもに対して
・気にかけてるよ
・お前のことが大切だよ
というところを
見せるために、
お風呂に入っている子どもに対して
声をかけるのだ、と言うのです。
そういえば、
父は、私が子どもの頃から
お風呂に入っていると
脱衣所の外から
「風呂、どうだ〜?」
って、聞いてきてました。
「めんどくさいなー」
と思いながら、
「ちょうどいいよー」
と返事をしていたものです。
熱けりゃ水出すし、
ぬるけりゃ追い炊きするし、
別に聞かなくてもいいのに
って思ってたんだけど
これが、父なりの
コミュニケーションだったのですね。
「何かあった時に、相談できる状況を作っておけ」
「会話ができる家庭を作っておけ」
「お前は忙しいんだから、人より余計に意識しろ」
って
久々に説教されちゃいました。
用はないけど電話する
昔から、よく
弟と笑い話にしてるんですけど
父は、酔っぱらうとすぐ
電話をかけてきます。
それは、
母が元気だった頃から。
そして、
私や弟が電話に出ないと
必ず伝言が残っています。
「お父さんです!とくべつ用事はありません!」
それだけ。
弟とよく
「用がないなら電話してくるな」
と、笑いながら
父をからかったものです。
我が家流、子育て
もともと警察官だった父。
世間の目を気にするところも多く、
小さい頃は厳しく育てられました。
小学校低学年くらいまでは
よく怒られました。
それこそ、
ゲンコツなんかもよく喰らっていたし
お仕置きもしょっちゅうでしたね。
それが、
4〜5年生くらいからかな、
ぱったりとなくなりました。
私の意志を尊重し
口うるさく小言を言うこともなく
ましてやゲンコツやお仕置きも
全くなくなりましたね。
なぜなのか、
その時はわかりませんでしたが
自分で子育てをしてみて
わかりました。
『反抗期』になにを言っても
ムダなんですね。
よほどのことをしない限りは
子どもを信じて見守る。
そして、
様子がおかしいと思った時には
父は、母経由で
私に近づいてきていたんです。
私は母が大好きでしたし、
それを父も知っていたので
母に
「みゆきの様子がおかしいから話聞いてこい」
と、指令を出していたんです。
そんなわけで、
「失恋」とか
「友達とケンカした」とか
全てお見通しでした。
母じゃなくて、父に…
思春期の顔にコンプレックス
高校生だった頃の話なんですけど
ある時
同級生の男の子に「ブス」とかなんとか
からかわれたんですよね。
思春期って、
そういうちょっとした軽口にも
傷つく年頃じゃないですか。
家に帰って、
なんか落ち込んでたんでしょうね。
父が例のごとく
母経由で接近してきた時に
私、泣いちゃったんですよ。
「ブスって言われた〜」って。
その時の父の言葉が
今の私の自信を作っている
と言っても過言ではありません。
父は、
ブスと言われた私に
「お父さんは、お前の顔が世界で一番可愛いと思うぞ」
と、言いました。
「美人じゃないけどな」
って、
余計なひと言がついてましたけど。
この言葉に、
どれだけ救われて
どれだけ勇気をもらえたか!
ただの慰めかもしれないけれど
言葉にして伝えてもらったことで
私には
自分を認めてもらえた気がしたんです。
絶対的な安心感
私はこうして自然に父や母に
コーチングされて育ったのだと
いま、改めて感じます。
根本にある「絶対的な安心感」は
親がくれたもの。
だから、私たちも
子どもやパートナー
家族に対して
・いつでもそばにいるよ
・あなたの味方だよ
と、行動で示しましょう。
それは、
・お風呂での声かけだったり
・食卓での会話だったり
・様子の変化に気づくことだったり
家庭によって
さまざまなんでしょうけれど
子どもは
親の目が
自分に向いていることを感じて
安心感を得ます。
手は出さなくていい。
うざいから。
でも
意識を向ける、見守る
というのは
子どもがいくつになっても
続けていきたいですね。
そうすると
あなたのお子さんも
社会で活き活きと自分の力を発揮できる
素敵な人になっていきます。
《サクラサクしつもん》
今夜帰ったとき、
お子さんにどんな声かけをしますか?