ようこそ!ライフファシリテーターひだまりです。
もう夏休みも終わりですね。
この時期になると子供の頃、父に夏休みの宿題の
工作を手伝ってもらっていたことを思い出します。
さて、前回のお話で立夏を過ぎると暑くても虫の声が
聞こえてきます、とお伝えしましたが、今年もちゃんと
そんな話題をアップしたその晩、虫の声を聞きました。
あなたはいつ、今年初の虫の声を聞きましたか?
そしてそれはどんな虫でしたか?
こんな風に今のカレンダーとは違う時の流れに気づくと
本当に自然に即した季節の移り変わりを感じて
ほんの100年くらい昔までは、生活していたんだなぁ
と実感します。
実は、2016年8月23日に処暑となりました。
さらに立夏から秋に季節が進んだことになります。
聞きなれないですよね「処暑」って
晩夏、もう毎日は暑くないけど時々暑さがぶり返す、
そんな時期と思ってください。
そうは言っても今年は台風が一気にやってきて気候も
不安定なので、ちっと意味が違う感じですが。
それからこの時期、油断すると夏バテになったり、
梅雨に引き続き食中毒がおきやすかったりします。
季節が移ってくるので美味しいものが出始めますから
元気になるような美味しい食べ物を食べて夏バテ防止
しましょう。
今の時期収穫の秋に向かって稲穂がどんどん実が入って
下がってきます
実るほど頭を垂れる稲穂かな
実感できる時期でもあります。
今は都会に住んでいると滅多にお目にかかりませんが
たまたま今日8/28、郊外でそんな光景に出会いました。
今年も収穫シーズンで美味しいものにたくさん出会えそうですよ。
さて、ちょっとここで日本人の季節を捉える感覚について
お話ししたいと思います。
私は子供の頃からずうっと箏と三味線習ってきました。
習ってきた曲の中で、四季を表現する曲の多いこと。
今の時期虫の声を聞くと思い出すのは
♪虫の武蔵野♪
というタイトルの三味線と箏の合奏曲です。
これ大正、昭和に活躍された宮城道雄氏の作曲ですが
この曲では見事いろんな虫が競って泣いている情景が浮かびます。
データを貼ると重くなるので割愛。
「それじゃイメージも何も浮かばないじゃないか」
と言われそうですが、YouTubeで調べてみてね。
ああ、いえ、後ほど貼らせていただきます。
以前私が演奏会でこの曲を弾いたときに
知人が見にきてくれて
「竹久夢二の世界だ」
と喜んでました。
ああ、まぁそんな感じもしなくもないか、
と思いましたが、何より私はそれぞれの虫の音の
特徴をよく楽譜に表現できるものだ、と今でも
この曲を弾くたびに思います。
きっとこの曲を聴くと日本人としてのDNAが
目覚めることと思います。
唐突ですがここで今回のしつもんです
・あなたはどんなところで日本人の感覚を自覚しますか?
・あなたはそれをどのように活かしたいですか?
ぜひ、いろんな曲や日本画の中に日本人らしいと思う
季節の表現を見つけて楽しんでくださいね
次回のテーマもお楽しみに