気づきの伝道師 藤井一規です。
明るい気持ちでいたいなら、
下を向いている顔を上げたほうが良いという。
今日は、姿勢や表情が心に及ぼす影響と、
それをどう活かしていくかについて考えていく。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/10046/
この記事の目次
「うつむいてはいけない。いつも頭を高くあげていなさい。世の中を真っ正面から見つめなさい」
byヘレン・ケラー(米国の教育家、社会福祉活動家、著作家)
姿勢や表情と、心の状態とには深い関係がある。
それはどのようなもので、どのように活かすことができるのだろうか?
<こころと姿勢>
悲しいことがあったら、
どんな姿勢や表情をしているだろう?
目は閉じていたり、いつもよりは細くなっていたり。
うつむいて、背中も少し丸くなるかもしれない。
では、うれしいことがあったときは?
怒っているときは?
落ち込んだときは?
思い起こしてみると、
その気持ちに特徴的な、姿勢や表情があることに気がつく。
そう、表情を含む身体の状態は、心の状態と連動し、
密接に関係している。
<身体が心をリードする>
最近あった嫌な出来事を思い出してみると、
目線は下の方にむき、胸やお腹が圧迫されるような姿勢になっていく。
今度は、胸を張り、少し上を向いて、にっこり笑顔になりながら、
同じ出来事を思い出そうとしてみる。
先ほどの、あの嫌な感じを思い出すことは
まずできない。
そう、このことからも、心と身体は連動していることがわかる。
楽しいから笑顔になるのか?
笑顔になるから楽しくなるのか?
と言えば、そのどちらもが起きていると言える。
<姿勢と生理的機能>
姿勢は、身体の生理的にも影響を及ぼしている。
うつむいて、背中が丸くなっていると、
喉を詰め、肺を圧迫することになる。
それは、深い呼吸を困難にし、新しい空気を酸素を
取り入れにくくしている。
それは、活動のエネルギーを得にくくしていることになる。
そのほかにも、身体を固めていたりして、
活動性を落とすのに、ぴったりした状態になっている。
<自分の在りたい状態の姿勢で>
だから、元気を取り戻したいなら、
明るい気持ちでいたいなら。
それに適した身体の状態、姿勢、表情をとっていきたい。
顔をあげてみる。、頭を高くし、視線をちょっと上の方にしてみる。
胸を開き、深く息を吸って、リラックスしてみる。
きっと、以前とは全く違う心の状態になっている。
前向きになりたいなら、その言葉通り、前を向きたい。