気づきの伝道師 藤井一規です。
山に登っているときは、目指す頂上を見ながら歩くことを少ない。
ふもとにいるときも、登っている最中も、そして、頂上についたその時も、
自分の目の前にあり、足元にあるのは、地面。
今日は、取り組むときの意識の持ち方について考えていく。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/10425/
この記事の目次
「あんまり山が高すぎて、登ってるときはただの地面なの」
by石井苗子(政治家、女優、ヘルスケアカウンセラー)
未来に向けて何かをするときも、実際に何かをしているのは、
今、この瞬間。そして、目の前にあること。
大きなことに取り組むときのヒントになるようなことを考えていく。
<目的地が見えるとき>
行く手に、目的地が見えるとき、
足元が安定しているなら、
目的地を見ながら進むことができる。
もちろん、ときには足もとに気をつけないといけないが、
いちいち足元を見たりすることなく、
到着するまで、進み具合も実感しながら進んでいくことができる。
<富士山に登るとき>
この言葉は、石井苗子さんが、
富士山に登った経験インタビューのときのもの。
そう、富士山に登っているとしたら、
つねに頂上を見ながらというわけにはいかなかったりする。
自分がいる現地点からでは、ゴールをみつめられなかったりする。
ただただ、目の前の地面と付き合っていくことになる。
先を見ながら進んで行くことができないこともある。
<今この瞬間>
実際に、日々一生懸命に取り組んでいる瞬間は、
今この瞬間のこと、今の足元の方に意識がいくもの。
初めてのことだったり、慣れないことならば、
余計にそういうなっていく。
富士山だからといって、特別な美しい地面があるわけではなく、
石と砂の場所に足を踏み入れていく。
<ときには確認を>
富士登山であれば、登山道が複雑で分かりにくいということはないが、
やはり本当に行きたい方に進んでいるのか、確認しておきたい。
最初からゴールを見つめながら行ける場合は、
そのまま続ければいい。
ずっとゴールを見ながらが困難な場合は、
もちろん、今この瞬間にすべきことをしていけばいい。
ただ、ときには望むところに向かっているかは確認していきたい。
富士登山でも、ここは何合目、
というサインが心を支えてくれたりする。
進んでいることが何らかの方法でわかると、
元気が湧いてきたりするもの。
<今この瞬間>
今のこの瞬間の積み重ねが、歴史となっていく。
進み具合を知る尺度を用意して、今を紡いでいこう。
どんなに大きなことも、そこに進むための「今」を積み重ねていけば
必ず到達することができる。