気づきの伝道師 藤井一規です。
つまらない日常、変わり映えしない毎日。
そんなことを感じることはないだろうか?
人生を送るうえで、何が大切なのか?
今日は彫刻家ロダンの言葉から考えていきたい。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/10441/
この記事の目次
「肝心な点は感動すること、愛すること、望むこと、身震いすること。生きること」
by オーギュスト・ロダン(仏の彫刻家)
芸術家であるためには、自分自身の心が豊かであることが必要だと、ロダンは言う。
それは芸術家である前に、人間として豊かに生きることが大切だということ。
どのようにしていけばよいのか、考えていきたい。
<非日常>
先日、シンガポールに行く機会がありました。
着いてみると、美味しい食べ物がいっぱい!
いろいろな人たちがいっぱい!文化も宗教もいっぱい!
特徴的な建物がいっぱい!お楽しみもいっぱい!
世界が小さな島にギュッと集まって、
ポンと開いたみたいな感じの国。
旅の魅力は、なんといっても非日常を体験できること。
<日常>
しかし、住んでいる人たちにとっては、そこは日常。
いつもある当たり前になってくると、
旅行でやってきたときに感じるものとは違ってくる。
マーライオンも、いつでもいけるとなれば、
おたのしみ写真をとることもなくなっていく。
標識のひとつにうれしくなることも、
ほとんどの場所で安心して街を歩けることも、
喜びの対象から外れてしまう。
<豊かなものは目の前に>
そう、全く同じものを見ていても
当たり前になってしまうと、その素晴らしさを忘れてしまう。
ということは、逆に考えると、
なんていうことのない日常にも、
ものすごい魅力があるかもしれないということ。
紅葉が日々色を変えていくことも、
そこに花が咲いていることも、
いつもと同じではなく、今朝はどうだろう?どんな違いがあるだろう?
さらには、これがもし無くなってしまったら?
そんな視点を持ってみる。
肉や野菜を炒めるときも、香りを楽しめる。
さらには、バターやごま油を入れた瞬間に香りが変わることも楽しめる。
ひとつひとつに、喜びや楽しみがあったりする。
目の前にある、ちょっとしたことのなかに、心を動かすものがある。
<窓をあけよう>
窓を開けよう。心の窓も。
そこにあってほしい大切なものが、あたり前にそこにある幸せを
改めて感じてみたい。大切にしたい。
いつもと同じ中にも、新しい何かがあることにも気づいていきたい。
心を動かし、楽しみ、慈しんでいくと、
今、この瞬間をもっとワクワク、楽しんでいける。