気づきの伝道師 藤井一規です。
どうして思い通りにいかないのだろう?
どうして周りは、私をわかってくれないのか?
そんな思いを抱えていはいないだろうか?
今日は、わかってくれないと苦しんだときのヒント。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/10730/
この記事の目次
「分別がある者は、自分を世界に合わせようとする。分別がない者は世界を自分に合わせようと躍起になっている」
by リチャード・コッチ(英国出身の著述家、講演家、経営コンサルタント)
理解されたい、わかってもらいたいのに
わかってもらえない。受け入れてもらえないと感じることはつらいこと。
あきらめて、周の人たちから離れていってしまう人もいる。。。
どのようにしていけばよいのだろうか?
<わかってもらいたい>
人は、自分のことを分かってもらえたと感じると、
心地よくなることができる。
それが、怒りとか、後悔とか、悲しさ・・・
どんなにマイナスの感情であっても、
そうだよね!と受け留めてくれる人がいると安心する。
逆に、そうならないとき、
自分だけが嫌な状態で取り残されたように感じるて、苦しくなっていく。
<どうしてわかってくれないの?>
わかってほしい。は、相手に対する要求になっている。
自分が持っているわかって欲しい、
という期待に応えてほしいということ。
誰かがあなたに要求していることがあったとして、
それを受け入れるかどうかは、誰が決めるのだろうか?
それは、あなた。
要求している側には決定権はない。
無理やり押し付けたのだとしても、心地よい結果になるはずがない。
ということは、
あなたが要求している、「わかってほしい」を受け入れるかどうかは、
相手のほうに決定権がある。
にもかかわらず、
「どうしてわかってくれないの?」
「わかって当然じゃないの!」と思っていることになる。
<わかってもらえなくても価値がある>
「わかってほしい」と思っているとき、
誰かにわかってもらえて初めて、その価値の存在が認められると思っていたりする。
もちろん、わかってもらえるということは価値を実感しやすいが、
しやすいというだけで、
たとえわかってもらえなくても、価値が変わるわけでも、無くなるわけでもない。
あなたのいまの思いは、そのままで大切な、意味のあるもの。
まず、そのことに気づいていきたい。
その価値を誰かが認めれくれないからといって、
その誰かが悪いんだと責めてしまう必要なんてない。
<まずは自分が>
だから、まずは自分自身が、抱えている今の思いを、気持ちを大切にしたい。
それがどんな感情であっても。
そこには意味がある、価値がある。
たとえば怒りであれば、そこにある、何か大切なものが傷つけられたり、
失われたり、ないがしろにされたからこそ生まれてきているはず。
素直に、今起きている気持ちを慈しんでいきたい。
周りにいる誰かに強制する必要もなく、
誰かに迎合すればいいというものでもなく、
自分で、自分を抱きしめていきたい。
自分の大切なものに気づけるようになれば、自分をより愛していける。
そして、誰かのマイナスの感情の裏にも、きっと大切な、素敵なものがあることに
気づくことができていく。