気づきの伝道師 藤井一規です。
いま愛している人がいますか?
愛する相手にが目の前にいたら、何をしたいですか?
今日は、愛する相手にすべきことについて考えていく。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/10956/
この記事の目次
「愛の第一の義務は、耳を傾けることである」
by パウル・ティリッヒ(ドイツのプロテスタント神学者)
愛する人のために、あなたは何をしているだろうか?
花束やプレゼントをあげるのも、
「愛している」って言葉を伝えるのも、
ハグするのも素敵だけれど、
もっと意識したいことがあるという。
<話を聞くときに起きること>
誰かの話を聞くときに起きることとして、
スティーブン・R・コビーは「7つの習慣」で、鋭い指摘をしている。
多くの場合、以下の4つのパターンになってしまうという。
評価する:賛成、もしくは反対する。
探る: 自分の視点から質問をする。
助言する:自分の経験に基づき、助言やアドバイスを与える。
解釈する:自分の動機や行動をもとに相手の動機や行動を捉え、解釈し、説明しようとする。
これらは、話し手である相手の気持ち、感情を、ありのまま受け留めようとするのではなく、
聞き手であるはずのあなたの思いが、うごめいて反応している。
<いのちの電話>
自殺の名所などにいくと、「いのちの電話」が設置されていたりする。
そして、この「いのちの電話」によって救われる命が、たくさんあるという。
ここに電話をかけるということは、
自殺をしようと考えている人が、死ぬ前にしたいこととして、
誰かに話を聞いてもらいたい。と思うからだと考えられる。
さらには、思い詰めた気持ち、辛さを誰かに聞いてもらうことが
自殺を思いとどまるきっかけになるということでもある。
<電話で救われるなら>
電話一本で救われるのなら、自殺の名所に行く前に、
どうして周りの誰か聞いてあげられなかったのだろう?
それは、充分、しっかり気持ちを聞いてもらえた、
自分をわかったもらえたと感じる前に、
聞き手から先のパターンの反応をされて、
いくら話をしてもわかってもらえない。
自分は認めてもらえない。。。
必要ない。。。
そんな思いをしてしまっているのではないか。
<まず聴き、受け留める>
人は自分の存在価値を実感したい。
だから自分を認めてくれる誰かの存在は、とても大切なもの。
普段の自分のことを振り返ってみよう。
身近にいるのが当たり前の相手ほど、
しっかり聴くことを忘れてはいないだろうか?
相手のことを想えばこそ、あれこれあなたの思いを言いたくなるかもしれない。
あなたの気持ちを相手に伝えることも素敵なことだけれども、
その前に相手の気持ちを、しっかり聴くこと、心を受け留めていきたい。