気づきの伝道師 藤井一規です。
日々、苦心惨憺しながら生きている人もいる。
ただ何気なく、するっと出来てしまう人もいる。
後者の方が、優れている、恵まれていると思うかもしれないが、
そうではないかもしれない。
今日は、何が幸いなのかについて考えていく。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11094/
この記事の目次
「人生に成功した人には、人生に失敗した人が、人生というものをどんなにたいへんなものであると思っているかを、知ることはできない」
by エドガー・ワトソン・ハウ(米の小説家、新聞編集者)
なんでも簡単にできたほうが良い、と思うかもしれない。
しかし、苦労しなければならないから気づくこともある。
もうすこし考えていきたい。
<不平等>
トップ8人の持つ資産が、36億人分の資産の合計を超えている。
そんなニュースが流れた。
人類の半分の資産を超える分を、8人が保有しているということだ。
世の中は平等にはできていない。
どうやらそれは事実。
資産についても、能力についても、
ある人には有利だし、ある人には不利になっている。
不利だからといって嘆くこともできるが、
嘆くだけでは良くなってはいかない。
<幸福になるチャンスは平等>
もちろん、資産を持っているから、能力が高いから
必ずしも幸せというわけではない。
誰でも幸せを見つけることができる。
能力が高い人は、無意識でできてしまうことに
あまり喜びを感じることはないかもしれない。
自分にとっては、出来て当たり前のことだからだ。
同じことをするのにも、努力し、工夫し、苦労しなければ
出来ない人からすると、ものすごいことだし、
もし、出来るようになったら、とてもうれしいことだったりする。
同じモノや、同じコトに対しても。
大した価値がないように思い、喜びを見つけられない人もいれば、
ものすごい価値と喜びを感じる人もいるのだ。
<価値を見出す>
例えば、立って歩くことだって、
簡単にできてしまう人にとっては
大した価値がないように思ってしまいがち。
先日、妻がぎっくり腰になり、歩くのも前かがみで辛そう。。。
何日かして、朝、起きてみると、まっすぐ立って歩けた。
「あ、まっすぐ立って歩ける!!」
それだけで、とってもうれしそう。
そう。ただ歩くだけだって、
ものすごいことをやっている。と捉えることができる。
あなたも生まれて、年のレベル近く経たないと歩けなかったはず。
<自分を知り、相手を知る>
自分が何も考えず、無意識にできてしまったり、成功したことが、
なかなかできない人がいるとする。
どうやったらできるのかを、その人に教えるのは難しい。
失敗から学んだり、
何とかしようと考えたり、工夫したり、苦労したりして、
意識してやったことは伝えやすいけれど、
無意識のうちに出来ちゃったことは、なかなか気づきにくい。
さらに伝えるとなると、相手が困っている点に
ヒットするかどうかという課題もある。
自分にとって当たり前すぎて、
何に困っているのか、理解に苦しんだりする。
<大切に>
自分には理解できないからといって、
相手をけなしたり、価値が低いように感じるのは考えもの。
できること、持っていることには差があるもの。
それでも、今までよりもうまくできたり、
たくさんできたりすることを喜ぶことができる。
また失敗したからといって、人としての価値を失うわけでもない。
失敗したからこそ気づけることもいっぱいある。
ひとはそれぞれに大事な存在であり、
目の前のひとは自分とは違っても、大切にしていきたい。