気づきの伝道師 藤井一規です。
相手のことを知るのには、直接会うことは大切。
しかし、本音を隠そうとする人もいるし、すぐにはどんな人かわからないこともある。
今日は、相手のことを効果的に知ることについて考えてみたい。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11186/
この記事の目次
「其の子を知らざればその友を視よ」
by 荀子(中国の思想家、儒学者)
相手のことを知るのに、どのようにしていますか?
この言葉のように、付き合っている友人からわかることも多い。
直接接触できるなら、どのようにしたら効果的に相手を知っていくことができるだろうか?
しばらく考えていきたい。
<ストレート質問と課題>
相手のことを知りたいと思うとき。
まず考え付くことと言えば、知りたいことを
ストレートに質問することかもしれない。
初対面で、なにかきっかけが欲しくて、
「趣味は?」
「お休みの日は何をしていますか?」
・・・
といった質問をしたりして。。。
たしかに、こうしたストレート質問も一つの方法。
相手が話したいことを見つけられたら、
あとは聞き上手になっていけばよい。
ただ、相手が話したい!って気持ちになれず、
質問攻めされていると感じると、心の扉がパタンと閉じてしまい、
気まずいことになったりもすることは大きな課題となる。
<一般化したり、他の人のことを聞いてみる>
例えば、
「あなたは、善人ですか?」
とストレートに質問する可能性もあるが、
「はい、善人です」とは答えにくかったりもして、
核心には届かなかったりする。
謙遜して「いえ、善人とはいえません」と答えたら、
答えた相手が「善人じゃなかった」事例に心が向かったりして、
なんだか沈んでしまったりってことに。。。
そこで、一般化したことや、他の人のことについて聞いてみる。
「あの人のこと、善い人だと思う?」
と他の人のことについて聞くところから入っていくと、
素直に答えやすかったりする。
そして、なぜそう思う?
につながっていけば、どんな信念価値観を持っているかがわかってきたりする。
テーマは他人のことについてではあるが、
考え方や思い、何を大切にしているかが明らかになってくるからだ。
<あなたの思い込みを伝えてみる>
別のアプローチとして、
あなたの思い込みを伝えてみるという方法がある。
たとえば、
あなたが相手に対して、スゴイと「思い込んで」いることを伝えてみる。
誰しも「自分のことをわかってもらいたい」という思いがある。
なので、一致していれば、うれしく感じ、
もっとコミュニケーション取りたい!という気持ちになったりする。
そうすれば、話は盛り上がり、心の扉がどんどん開いていく。
もし、一致していなくてもOKだ。
なんらかの反応をしてくれるだろうし、
気になる点が違っていれば、誤解を解いておきたくなるので
素直に訂正してくれるからだ。
ストレートに聞いたときには、警戒心から捻じ曲げて答えたりすることがあるが、
こちらが伝えたことを訂正するときは、
事実や、自らの考えや思いを素直に伝えてくれたりする。
相手を知るきっかけになるのだ。
<周りにも聞いてみる>
もし、直接コミュニケーションが取れないとき、
いろいろや角度から知りたいときは、
今日の一言の通り、付き合いのある人にも聞いてみたい。
人付き合いでは、やはりお互いに影響を及ぼしあっているし、
どのような付き合い方をしているかがわかれば、
その人となりが明らかになってくる。
いろいろなパターンを試してみて、体験してみよう。
少しずつ、経験を積み上げていこう。
信念価値観に触れていくと、心の扉はぐっと開いていく。
是非、素敵な相手と、素晴らしい関係を結ぶことができるようになっていきたいもの。