気づきの伝道師 藤井一規です。
好むと好まざるとに関わらず、
生きていれば、変化に直面することがある。
望ましいものもあれば、そうでないものもある。
今日は、訪れるであろう、変化に対する考え方について考えてみたい。
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この記事の目次
「万化(ばんか)を楽しむ」
by 荘子(中国の思想家)
辛く、厳しい状況も、ずっと同じではなく、変わるチャンスがくる。
反対に、せっかくの居心地の良い環境も、変化のときを迎えたりする。
変化に出会ったとき、また、変化を求めようとするとき
どのようにその時を迎えていけばよいだろうか?
<全ては変化する>
この世界、全ては変化していくといわれている。
ただ一つ変わらないものがあるとしたら、
変化しないものはない、ということだけだ、とまで。
どんな建築物だって寿命がある。
実感としては全く変化していない石だって、未来永劫同じではない。
考えてみれば、もともとは、宇宙は無から生まれてきた。
様々な変化を経て今がある。この先もなんらかの変化が起きても不思議はない。
もちろん、私たちの身体やこころだって。
昨日と、今日の私とは違っている。
肉体の細胞は、日々変化したり、入れ替わっている。
新たな体験をすれば、心にも変化が加わっている。
ときには、化学反応のように、ガラッと変わることだってある。
昨日の考え方と、今日の考え方とでは、違いが生じるのは当たり前だと言える。
<変わることは恐いのか>
人は変わることに恐れや不安を抱いたりする。
たとえ悲惨な状況だとしても、
経験済のことであれば、快適とはいかなくても、
なんとかなるってことがわかっている。
予測ができたり、慣れていることであれば、
あれこれと、新たに思い悩む必要がなく、ある意味楽なのだ。
望ましくなると確信できればいいが、
変化したら悪化するかもしれない、となると
現状維持を選んだりしやすい。
<現状維持も変化>
もちろん、現状維持を選ぶのもOKだし、
現状維持だって、変化を起こさなければならないはず。
自分は現状維持のつもりでも、
周りが変化していくはずだから。
維持するためには、なんらかの変化が必要になるのだ。
<変化はチャンスにも>
変化を求めて行動を起こしてみるのもいい。
つい、自分に都合の良い変化だけを歓迎し、受け入れ、
都合の悪いものは拒否しようとし、頑なに守りに入ってしまいがち。
もちろん、なんでも迎合してしまえば良いとは言わないけれど、
どんな変化にも、楽しむ要素があり、新しいチャンスだと捉える可能性がある。
守りを固めるだけになっていくと、
自分で自分を動きにくくしてしまい、現状維持のための変化すらしにくくしてしまう。
<変化を楽しむ>
変化はやってくるもの。
避けられない変化がやってきたとき、
この変化を楽しむとしたら、どのようにすればいいだろう?
と考えてみる。
そう。抵抗する以外の選択肢も私たちは持っているはず。
初めから、これしかないと決めつけるよりは、
楽しめる可能性があると考えると、なんだかうれしくなる。
いろいろな選択肢の中から、自分に合うものを選んでいけばいい。