気づきの伝道師 藤井一規です。
何かを始めるときに、形から入るという人もいる。
外見よりも、中身が大事じゃん!という人もいる。
今日は、表面をつくることと、内面を育てていくことの関係について考えていく。
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この記事の目次
「表面を作る者を世人は偽善者という。偽善者でも何でもよい。表面を作るという事は内部を改良する一種の方法である」
by 夏目漱石(作家)
誰もが、自分をより望ましくしていきたいと考える。
そのときに、形から入るという人もいるし、
形なんてどうでもいいという人もいる。
表面と、中身、どのように考えていけばよいのだろう?
<ここ一番のおしゃれ>
今日は、特別なお出かけの日だったら、
ここ一番のおしゃれをしたいと思ったりする。
すると、それだけでもうれしくなったり、
気持ちが高ぶったりする。
正式な場に出かけるなら、場にあったスタイルにするだろう。
そういう衣装を身に付けると、姿勢がよくなったり、身が引き締まる感覚が湧いてくる。
着るもの、身に付けるものだけでも、
心に大きな影響を与えることは確か。
<うれしいから笑顔になるのか?>
顔の表情にしても、
うれしいこと、おもしろいことがあって、笑顔になるが、
笑顔になっている自分に気がついて、うれしくなったりもする。
特になんということがなくても、
つくった満面の笑みがあれば、
なんだか明るく、楽しい気持ちになったりする。
内面と表面とは全く独立なものではなく、
関係をもってつながっている。
内面を整えていくために、表面から入る、
というのは効果のあることと言える。
<もちろん表面がすべてではない>
もちろん、表面さえ整えたら、
あとはどうでもよい、というものではない。
憧れのひとの外面だけをバッチリ真似をしたら、
憧れのひとになれる、というわけではない。
内面にある信念・価値観、自己認識を意識して
同じように発揮すると、振る舞いまでもより近づいていける。
内面から湧き出たものが表面に表れてきているのは確かであり、
また、表面に現れたものを感じ取って、
内面にフィードバックがかかることは確かなこと。
<きっかけにする>
何もないときだから、にっこり笑顔になってみる。
背筋を延ばしてみる。かっこよく振る舞ってみる。
ときには、身体を緩めてみる。
気持ちや意識に変化が起きることにきっと気づく。
表面をつくることは、内面を改良するきっかけとなる、ひとつの効果的な方法。
効果的に活かしていってもいい。