気づきの伝道師 藤井一規です。
ふだんの生活のなかで、
丁寧な言葉で対応されたら、こちらも丁寧になるし、
乱暴な言葉で対応されたら、気分がちょっと乱れたりする経験をしたことがあるのでは?
今日は、コミュニケーションでの言葉づかいについて考えていく。
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http://shitsumon-alacarte.com/mental/11302/
この記事の目次
「行く言葉が美しければ、来る言葉も美しい」
by 韓国のことわざ
あなたはどのような言葉遣いをしているだろうか?
そのときどんな気持ちでいるだろうか?
しばし掘り下げていきたい。
<言葉と気持ち>
乱暴な言葉を使っているときは、
気持ちも投げやりだったり、乱暴になっていたりする。
怒って、興奮しているときに
丁寧な言葉遣いをするのは難しい。
逆に、丁寧な言葉をつかうと、気持ちも落ち着いたりする。
やさしい気持ちでいるときには、
遣う言葉もやさしくなっていく。
言葉と気持ちは連動して、つながっている状態が自然だと言える。
<乱暴な言葉には>
コミュニケーションは、心のキャッチボールのような面がある。
乱暴な強い球を投げられたら、
こっちも強い球を投げ返したくなったりする。
「売り言葉に、買い言葉」という言葉があるように、
相手の言葉に応じて、言葉が変化したりする。
受け取りにくい球を投げられたら、
なんでそんな球をなげるんだよ!と、
ちょっとむくれたりする。
反対に、受け取りやすい、心地よい球がやってくれば、
同じように心地よい球を返したくなる。
言葉遣いひとつで、素敵な気持ちも、すさんだ気持ちも広がっていくもの。
<気持ちを意識する>
普段の生活で、美しい言葉遣いを意識することは
減ってしまっているかもしれない。
言葉は、そのときの気持ちや、景色や感覚、雰囲気を伴っている。
まずは、豊かに感じ、その気持ちを込めて話をしたいもの。
そうすると、その気持ちに応じた言葉を遣いやすくなる。
<適した言葉を知る>
そして、豊かに感じ、気持ちを込めることができたとき、
適した言葉が何かを知っていると、相手にも伝わりやすくなる。
感じる気持ちがあっても、どんなことにでも「ヤバい」
としか言えないのだとしたらもったいない。
豊かな言葉を知り、使うことで気持ちはより伝わりやすくなるし、
自分の気持ちそのものも豊かになっていく。
<美しい言葉づかい>
さらには、適した言葉を美しく使っていきたい。
美しく言葉をつかえる人には、魅力を感じるもの。
その人といたら、なんだか一緒にいるこちらも気持ちが洗われたりする。
ただ使う言葉だけ丁寧にすればいい、というものとは違う。
自分の気持ちにぴったりする言葉を、
気持ちを載せて伝えていけるようになりたいもの。
普段から意識をしたり、素敵な言葉づかいをする人とともにいて、
使い方を学んでいきたい。
そうすれば、日常がもっともっと、素敵なものになっていくに違いない。