気づきの伝道師 藤井一規です。
たくさん働けば働くほど、成果が上がるだろうか?
時間をたくさんかけたぶんに比例して、
結果が出てくるように思うかもしれない。
しかし、継続を考えたとき、
必ずしもそうとは言えなかったりする。
今日は、仕事をする上での遊びについて考えていく。
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この記事の目次
「どんなに優れた機械(カラクリ)でも、『遊び』がなけりゃ動かない」
by 出典不明
動くものを作るときには、かならず余裕の部分、
俗にいう「遊び」が入っている。
それはいったいなぜなのだろうか?
<遊びがないと>
動く部分があるとき、隙間なくギチギチにつくってしまうと、
動かすたびに擦れてしまう。音がしたり、削れてしまったりする。
車を運転するとき、
ハンドルをすこしだけ左右に動かしても、
車の向きは変わらず、まっすぐ走行することに気がつく。
もし、遊びがなく、ほんのわずかでも動かしたら、
動かした方向に向いてしまうとしたら、
車は常に左右にブレながら進み、
常にこまかくハンドル操作をし続けなくてはならなくなる。
一緒に走っていて、こんな車がいたら、
いつこっちに向かってくるかと、恐ろしく感じてしまうだろう。
<仕事においても>
仕事に取り組むときにも、
全く余裕のある時間がなく、根を詰めているとしたら、
短時間なら良いかもしれないが、長くは続かない。
人の集中力は、そう何時間も続くものではない。
効率はどんどん落ちていってしまうのだ。
1時間に一度は、息を抜く時間が欲しいし、
根を詰め続けていたら、ストレスがたまってしまう一方になる。
ときには、力を抜いてリラックスし、
リフレッシュすることが必要なのだ。
そのために遊びは効果的。
<遊びがアイディアを>
一生懸命になっているときは、
どちらかといえば、一つの視点から意識を定めている状態だ。
ある意味、ひとつの固定的な考えに囚われ、
冷静な判断を失っている可能性がある。
遊びを持ち込むことは、
視野を広く持ち直す機会になる。
また、別の視点をもつ機会になるということは、
新たな考え方が生まれやすくなる。
遊ぶことによって、新しいアイディアができたりするのだ。
<遊びを活かそう>
日常の中でも、単調だったり、悩ましいようなとき、
ちょっとした遊び心が、笑顔を連れてきてくれたりする。
暗い雰囲気が、パッと明るくなったりする。
そう、根を詰め過ぎたり、力が入りすぎている自分に気がついたら、
緩めてみよう、遊んでみよう。
遊びを適度に取りこむことは、
続けていく秘訣のひとつになるもの。