気づきの伝道師 藤井一規です。
敬語の使い方は難しい。。。
しかし、今日はちょっと違う視点で、
敬語を捉えていく。
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http://shitsumon-alacarte.com/mental/11612/
この記事の目次
「相手の気持ちを察して発言する、それが本当の意味での敬語だ」
by 大山倍達(武道家、空手家)
相手のことを考えて発言する。
出来ているだろうか?
言葉遣いの面だけでなく、相手を敬うことについて考えていく。
<敬う気持ち>
敬語は、形式的な面ばかりが強調されがちだ。
慣れていないし、正しい使い方に触れる機会も少ないため、
使いこなせる人はあまりいないかもしれない。
しかし、いくら表面上の言葉遣いが正しくても
気持ちが伴っていなければ、伝わってはいかない。
まずは、相手を大切に、尊ぶ気持ちを持つようにしていきたい。
そのうえで、望ましい言葉遣いができるようになっていきたい。
<気持ちを察する>
敬語を使いながら、
相手を見ることもなく、聞くこともなく、感じることもなく
一方的に思いを伝えていくというケースもあるかもしれない。
しかし、コミュニケーションは
言葉を一方的に放っていくものではなく、
双方向で起こるものだ。
相手に合わせて、アプローチも変わっていくほうがいい。
相手がどんな気持ちでいて、何を望んでいるのか、汲み取って、
その気持ちに応えることができたなら、
より心に響くコミュニケーションになっていく。
<相手のことを考えて>
もちろん、相手の望みをすべて叶えさえすればいい、というものではない。
大変なこと、面倒なことが嫌だからといって、
それを許してばかりいたら、道を誤ってしまうかもしれないし、
お互いのためにならなかったりする。
本当に、相手のためになると信じたことを伝えていくようにしたい。
それから、
いくら自分の方が正しいからといって、
公衆の面前で、相手をやり込めるようなことは、
相手の気持ちを察することにはならない。
どんなに言葉遣いに気をつけても、それを伝えることで、
何が起きるかを想像しないままでの発言は、
相手を敬う気持ちを失っていると言えそう。
<敬語>
敬語は、相手を大切にし、尊ぶことを
言葉の形を変えることで、すぐそれとわかる形式となっている。
使いこなせるに越したことはないけれど、
まず、相手のことを意識し、相手の今の気持ち、
さらに、伝えることを聞いた後の気持ちを察して、
伝える言葉を敬語と呼んでいいのではないだろうか。