気づきの伝道師 藤井一規です。
学びを深めるために、あなたはどのようにしていますか?
新しく学ぶことはそれほど難しくなくなった今日、
どのように学びを深めるかは、大きな課題かもしれない。
今日は、どのようにして学びを深めるかについて考えていく。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11705
この記事の目次
「人は教えることによって、もっともよく学ぶ」
by ルキウス・アンナエウス・セネカ(古代ローマの政治家・哲学者・思想家・詩人)
知識を持つことは、素敵なことだけれど、
通り一遍の知識を持っているだけでは、実際の役には立たなかったりするもの。
どのようにして学びを深めていけばよいだろうか?
<情報>
単に知っているのは、情報を持っている、という状態だといえる。
もちろん、情報を持っているか、持っていないかでは、
大きな違いを生み出すことになる。
話題にすることもできるし、
思わぬつながりが見つかったりもする。
しかし、ただ知識があるというだけでは、
やはり薄っぺらいものになってしまう。
誰かを説得するのにも、根拠が薄弱だ。
もし情報ソースが間違っていれば、
そのままを信じてしまうことになるし、
ある特殊な条件でだけ成立することなのに、
真理かのごとく捉えてしまったりすることも多い。
ちょっとインターネットで検索して発見したレベルといえる。
<知識>
単なる情報のレベルを超えて、
これは確かだと、自分で信じられる状態になっていると、
知識の状態になっていると考えられる。
これまでの知識と併せてみて、整合性があったり、
過去の経験から考えてもピッタリ来ていたり、
単なる情報のレベルとは違って、
力強さを持っていると言っていいし、
永く記憶できるものになっている。
<知恵>
さらに、その知識を実践し、
新たな成果をあげたり、質をあげたり、
別のことに応用したりできるようになると、
知恵の状態になっていると言える。
自分のモノとして、自在に使いこなせる状態だ。
得た知識を実践することで知恵にしていくことができ、
出来れば、このレベルのものを増やしておきたいものだ。
<教える>
その先には、教えられるという状態が存在している。
教えるためには、学ぼうとする相手に伝わるように
表現する必要がある。
使う言葉は相手に合わせる必要があり、
表現もシンプルに整理しなおしたりする必要がある。
その上、自分の知恵を再編成したり、
改善する必要があったりする。
また自分の中では当たり前で、説明する必要なんてない。
と思っていることでも、相手によっては理解できないことがある。
そう、教えることは、
いま一段階深い理解が求められるのだ。
<学びを深めるには>
誰かに教えることは、
自分の見方、考え方以外の視点から捉えなおすことになる。
だから、すでに持っている知恵も、
よりブラッシュアップされ、深みを加えていくことになる。
学んだことは、誰かに教えようとしてみると、
気づかされることがきっとある。