気づきの伝道師 藤井一規です。
適度な緊張は、成果を導いてくれる。
しかしながら、慢性的に緊張していると、非常にエネルギーを使ってしまうという。
今日は、緊張とリラックスについて考えていく。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11728/
この記事の目次
「慢性的に緊張している人は、たとえ何もせず、横になっていても一日中肉体労働する人より多くのエネルギーを使う」
by ゲオルギイ・グルジェフ(アルメニア共和国の神秘主義者、作曲家、舞踏家)
緊張状態では、ストレス反応が起きているが、
緊張があるからこそ、成果を生み出すこともできたりする。
どのように緊張と付き合っていけばよいのだろう?
<緊張の効果>
緊張というと、毛嫌いされがちだけれども、
緊張がもたらすプラスの効果もある。
緊張にはまず、一時的に能力を活性化するチカラがある。
ここ一番のときに気合いが入ったり、
練習よりも、本番の方が結果が出たりするのは、
適度な緊張の効果だと言える。
また緊張を乗り越えて成果を出すことができれば、
粘り強さが身についたり、自分に自信がつくきっかけになる。
適度な緊張は、エネルギーの発振でもあり、
雰囲気やオーラのようなものを感じさせてくれたりする。
また、新しい状況に遭遇しているということであり、
心身共に刺激を受け、さらなる成長をしようとしていることになる。
<過度な緊張>
緊張するということは、
なんらかの不安や、怖れとともにいることになる。
そこではストレス反応が起きているので、
過度に緊張すると、血管の収縮が進み、血流が低下し、
できるはずのパフォーマンスもできなくなってしまう。
身体には余計な力が入ってしまい、
体力を無駄に消耗してしまう。
呼吸も浅くなり、充分酸素を
取り入れられなくなったりもする。
<持続すると>
さらには、それが持続するとなれば、
健康への影響も心配される。
慢性的に緊張がおきていると、
十分な睡眠がとりにくくなってしまう。
充分長く寝ているつもりでも、
浅い眠りしかできていなかったりする。
そして、それがまた不安の元になったりする。
<リラックスしよう>
だから緊張から意図的に外れられるようになっておきたい。
まずは、深呼吸してみたい。
酸素を取りこむことは、正常な身体の働きを取り戻すきっかけになる。
次には身体を弛緩させたい。
身体を動かすことで、固まった状態から抜け出しやすくなる。
身体の部位ひとつひとつを意識しながら、
緩めたり、ゆっくり動かしたり。
そして、思考を切り替えよう。
囚われている考えから、別の考えに集中したりするのもいい。
瞑想も効果的。
なかでもマインドフルネスは効果がよく知られるようになってきた。
ふとした瞬間に、
力が入りすぎている身体の場所や、囚われている考えに気がつき、
そこから自由になる時間を持つようにしたいもの。