気づきの伝道師 藤井一規です。
怒りの感情が湧き起るときのきっかけのひとつとして、
軽蔑された!と感じるときがある。
今日は怒りの感情と自信との関係について考えてみたい。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11745/
この記事の目次
「人は軽蔑されたと感じたときによく怒る。だから自信のある者はあまり怒らない」
by 三木 清(哲学者)
軽蔑されたり、侮辱されたと感じたとき、
怒りの感情が湧き起ったりする。
しかし、誰に何と言われようとも、気にしなければ怒りが湧くことはない。
どんな違いが起きているのだろうか?
<怒りの感情>
怒りの感情が起きるときは、
自分の大切なものがないがしろにされたり、傷つけられたりしたとき。
怒りは、自分の大切にしている、モノやこと、信念の存在を教えてくれている。
そして、そのなかには、あなた自身を
大切に扱ってもらえなかったことが含まれている。
約束を破られたりをはじめ、
自分がないがしろにされれば、何らかの反応が起きるもの。
<大切に扱われたい>
たしかに、誰しも自分のことを大切に扱ってほしいと望む。
しかしながら、生きていれば意見が対立する相手もいるし、
中にはこれといった理由もなく、攻撃をしかけてくるような人もいる。
この人には大切にされたいな。
と思う相手でなければ、それほどの衝撃はないはずだ。
ところが、自分のことを軽蔑されていないか、
過剰に気になってしまうことがある。
<自信を失うと>
その代表的なケースは、
不安を抱えていたり、自信が感じられない状態だ。
周りからの評価によって、自分の存在価値を確認しようとばかりしていると、
誰かが自分のことを悪く言っている
→ 自分の価値が損なわれる
→ それを防止しようとする
その防止策が怒りとなって現れることはよくあること。
ことあるごとに怒りを表している人は、
なんらかの理由で、自信の不足を感じていて、
怒りを通して、自分の価値を保とうとしてしまっている。
<自信があれば>
自信があれば、怒りというお互いを傷つけかねない武器を
使わなくても大丈夫。
誰かがちょっとくらい何かしようとも、
自分の存在価値が確立していれば、なんということはない。
この程度のことと受け流したり、
相手をまんま包み込んだり。
自信のある者は、ちょっとしたことであれば、
いちいち怒りを表す必要がないのだ。
もちろん、ここぞ!というときは、
怒りを利用するのもあり。