気づきの伝道師 藤井一規です。
作用と反作用。
抗えば、それだけ相手も強く攻めてくる。
しかし、対抗意識をやめたとき、全く違ったことが起きたりする。
今日は抵抗すること、受け留めることについて考えていく。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11758/
この記事の目次
「抵抗すれば、相手は強くなる。しっかりと受け止めたときにだけ、相手が消える可能性がある」
by ニール・ドナルド・ウォルシュ(米の著作家)
力で攻めてくる相手に、力で対抗しようとすれば、
相手はより強い力で攻めようとしてきたりする。
そうするとまたこちらも。。。
どのようにして、悪循環から外れていくことができるだろうか?
<力には力で>
力で強引に相手をねじ伏せようとすれば、
力で対抗されてしまいがち。
アメリカとソ連が力の見せ合いで軍備拡張競争をして、
地球を何千回、何万回も破壊できるほどの核兵器をを生み出してしまった。
発言権を増そうと、なんとかして
核保有国になろうとしている国もある。
力でなんとかしようとすれば、
力が返ってくる。
<売り言葉に買い言葉>
あなたのことを批判したり、非難してくる相手に、
嫌味の一つも言いたくなるもの。
しかし、下手をすると、その一言が相手の琴線にふれてしまい、
しなくてもよかったはずの暴露合戦をする羽目になったり、
関係がこじれてしまったりするもの。
投げかけたものには、
鏡のように同様なものが返ってきやすい。
<受け留めたとき>
相手からの反発や、攻撃がくるだろうと思っていると、
そうできないように、相手を力で抑え込もうとしてしまいがち。
しかし、その力がふっとかわされたとき、
向けようとした力は向かう先を失い、
宙に浮いてしまうことになる。
抵抗があるはずとこめていた力は、行き先を失うことで、
エネルギーも失ってしまう。
<言いなりになるとは違う>
もちろん、それは相手の言いなりになる、ということとは違う。
力で対抗しようとするとき、
相手のことをよく観てはいなかったりする。
力で攻められることは、一つの恐怖であり、
恐怖とは、なにが起こるかわからない、不安を伴うものだ。
相手をよく観て、よく聞いて、よく感じてみると、
力で押してくるところは、本心ではなかったりする。
<本心のありか>
クレーム対応の専門家は、
相手が言ってきていることをまずは受け留め、
何を伝えたいのかを見極めようとする。
クレームを言う側は、聞きいれてもらえないと思っていれば、
強硬な態度で攻め込もうとしてしまいがちになる。
苦労したことを聞いてもらいたい、
わかってもらいたいだけのケースはとても多いのだそう。
本当に伝えたいことは何か、
見極めることができれば、いたずらに力で対抗して、
事態を悪化させる必要はどんどん減っていく。