気づきの伝道師 藤井一規です。
あなたは何をしていますか?と聞かれて、何と答えるだろうか?
申込書に書くように、会社員とか主婦とか、それとも学生とかだろうか?
そして、それは何のためにしているのだろうか?
今日は、本当に手に入れたいものについて考えていく。
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この記事の目次
「私は服をデザインしているのではない。夢をデザインしているのだ」
by ラルフ・ローレン(米のファッションデザイナー)
有名なファッションデザイナー、ラルフ・ローレンは、
自分は服をデザインしているのではない。と言っている。
それはどういうことなのか、もう少し考えていきたい。
<何をしているの?>
時と場所は古代ギリシャ。
三人の石工職人がいました。
毎日汗を流しながら、ひたすら石を切って働いています。
そこに一人の旅人が通り掛かり、石工職人たちに尋ねました。
「あなたたちは、何のために石を切っているのですか?」と。
一人目の職人は、「稼いで食べるために」
二人目の職人は、「将来、腕のたつ職人になるために」
三人目の職人は、「人々を癒す、世に誇る教会を建てるために」
それぞれの視線は異なるところに向けられている。
一人目は、ある意味やむを得ず。
二人目は、自分の目標のために。
三人目は、社会のために。
<取り組んでいることの先にあるもの>
だれかから、「あなたは何をしているの?」と尋ねられたら、
どの職人に近い答え方をするだろうか?
ラルフ・ローレンは、服などをデザインするという手段を通じて、
人々が夢を感じてもらいたい。と考えていた。
どの答えが正しい、間違っている、ということではない。
しかし、今取り組んでいることの先にあるものはなんだろう?
という視点を持ったとしたら、
あなたの取り組む姿勢は変わって来るのではないだろうか?
<本当に手に入れたいものは>
答えが、「稼いで食べるために」だったとしても、
そのさきには何がある?と尋ねたら、家族の笑顔があったりする。
「家族の笑顔のために」と答えたとしたら、
「稼いで食べるために」という答えをしたときとは、
違った気持ちになっているのではないだろうか?
私たちは、取り組んでいることそのものに意識が向かいがちだけれども、
本当はその先にある、感情、状態や在り方を手に入れたいからだったりする。
普段の生活でも、目の前にあることだけでなく、
その先にあるものに意識を向けていけたとしたら、
もっと豊かな気持ちになっていけるのではないだろうか?