気づきの伝道師 藤井一規です。
スポーツの世界では選手によって、
ケガに強い選手、ケガに弱い選手などと呼ばれることがある。
ケガに強いほうが望ましいのだが、
身体の面だけでなく、気持ちの持ち方からも違いがあったりするようだ。
今日は、どんな取り組みが望ましいかについて考えていく。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11998/
この記事の目次
「めったに怪我をしないのは、常に全力でプレーをしているからです」
by マイケル・ジョーダン(医師、官僚、政治家)
プロバスケットボールのトッププレイヤー、マイケルジョーダンの言葉だ。
全力プレーとケガ、どんな関係があるのだろう?
しばらく考えていきたい。
<身体>
ケガをするということは、身体を痛めてしまうことだ。
当たり前といえば当たり前だけれど
身体をケガをしにくい状態にしておくことが、
ケガを防ぐ大きな要素になることは間違いない。
身体を強くすることが注目され、
様々なトレーニングマシンがどんどん導入されるようになった。
以前は筋力をつけることが重視され、
いわゆるムキムキの筋肉をつけようとする傾向があった。
特に世界で戦おうとするとき、世界のアスリートとの体格差を
なんとか埋めようと、筋力トレーニングがもてはやされた。
<体幹>
しかし、いわゆる筋力トレーニングでは、
俊敏性や身体を支える機能を高めることができず、
却って問題をおこすことも多かった。
スポーツ科学の進歩も目覚ましく、単にムキムキにすればよい、
というものではないことがわかってきた。
目立つ外側の筋肉だけでなく、
内側の、体幹と呼ばれる筋肉が、身体をコントロールするうえで、
重要だということがわかってきた。
特に、ケガに強くなるためには、体幹を鍛えることが有効。
かなり地道なトレーニングに、しっかりと取り組むことが必要になってくる。
<プレーに集中>
また、プレーするときに、集中力を欠く時間はケガをしやすくなる。
心備えがあるときに、衝撃をうけるのと、
無防備な状態で衝撃をうけるのとでは、大きな違いがある。
人間は集中を続けることが苦手だ。
単調になると、すぐ脳は休もうとするようにできている。
どれだけ、新たな意識を持つことができるかが、
ケガを防ぐ能力のひとつになっている。
<全力>
マイケルが言う、常に全力とは、
準備のトレーニングも含めているのではないだろうか?
身体という基盤を全力でしっかり鍛え、
本番でも集中を生み出しながら、全力でプレーする。
それゆえ、望ましい状態でプレーを続けることができる。
どんなことであっても、準備、そして本番を
全力で取り組むことで、思わぬケガを負うことは少なくなっていく。