気づきの伝道師 藤井一規です。
誰しも、必要もないのに敵をつくりたくはないもの。
しかし、何かルールを変更すると、なんらかの利害関係に変化が生まれ、
反対や抵抗を受けることになります。
今日は変化をもたらすときに心がけることについて考えていく。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/12076/
この記事の目次
「敵を作りたいと思うなら、何かを変えようとしてみなさい」
by ウッドロー・ウィルソン(米国の第28代大統領、ノーベル平和賞受賞者)
変化をしていくことは、避けることができない。
永く続けていくためにこそ、変化は必要だったりする。
しかし、同時に変化は反対や抵抗を生み出す。
どのように考えていけばよいのか、しばらく考えていきたい。
<変化>
変化が起きると、その部分で利益を受けていた人たちは
これ以上の利益を受けることができなくなったりする。
当然、反対や抵抗を受けることになる。
もともとが手厚いサービスを提供しているとしたら、
財政状況を考えて、サービスの量や、継続を考え直す必要もあったりする。
反対や抵抗があるからといって、
放置できない状況であれば、変えていくことを恐れるわけにはいかない。
<変化への反応>
変化を恐れる気持ちは誰にでもある。
ある日ルールが変わったからといって、
すぐに別の道に移行するのは難しいことがある。
ルールを定める側であれば、変化を知らせることと同時に、
なんらかの変化への対応の促進策を用意しておきたい。
<促進策>
まず変化が必要な背景、理由を明確にしておくことは必要になる。
納得性があるかどうかで、反応も変わってくる。
次に、どう変わるかを明確に示す必要がある。
どうなるのかが分からないような状況は、不安を生み出すばかり。
はっきり示しておくことは大切なことになる。
そして、移行するうえでの促進策を用意しておくこと。
猶予期間だけを与えるだけでは、移行が進んでいくとは限らない。
注意を喚起したり、
自ら移行していきたいと思えるような仕掛けだったり、
自立した移行を支援する仕組みがあることが望ましい。
<変化は必要なこと>
一旦作り上げたものも、継続していくためには、
変化をし続けることが求められる。
変化を持ち込むときには、敵対するものが現れてくることを
予め想定し、準備しておく必要がある。
どれだけ準備できるかで、変化を成功させられるかが決まってくる。