気づきの伝道師 藤井一規です。
人が想像できることは現実にできる。と言われたりします。
また手に入れたいことがあれば、よりリアルに手に入れた状態を
想像すればよい。と言われたりします。それはなぜなのか?
今日は、想像する脳の働きについて考えていきます。
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この記事の目次
「想像できることは、すべて現実なのだ」
by パブロ・ピカソ(西の画家、彫刻家)
漠然と手に入れたいことや、望む状態を思っているよりも、
手に入れた状態をリアルに思い描いたほうが、
実際に手に入れやすいといわれる。
その理由を脳の面から考えていく。
<五感と脳>
私たちは、五感で情報を収集する。
しかし、五感で捉えたものをそのままストレートに認識しているか?
と言われると、ちょっと違うようだ。
脳が、五感からの情報を収集し、認識しようとするけれど、
実際には、五感からの情報とは、似て非なるものになっていたりする。
例えば、緑内障は視界の一部、特に周辺部が認識できなくなる病気だけれど、
本人はなかなか気づけないという。
それは、見えていないはずの情報を、脳が補正して、
あたかも見ているかのように思わせてくれているからだ。
どうやら視覚だけでなく、聴覚、体感覚についても、
脳の中で展開、修正された情報を採用している。
<想像の世界>
過去のことを想い出す。
実際にあった様子を思い浮かべていくと、
そのときの感情も湧いてくる。
記憶は、過去の情報であって、実際の体験ではないのにも関わらず、
思い出せばその時の感情や気持ちまでが動きだす。
今現実に体験しているのと同等の体験をすることができるだろう。
未来についても同様だ。
実際に体験していなくても、リアルに感じ取ることができる。
現実に体験しているのと同じレベルの体験ができる。
<現実と想像との区別>
想像した世界と、現実の世界を脳は明確に区別ができない。
どちらも脳の中に作り上げる世界だからだ。
望ましい想像を繰り返せば、脳はそれが現実かもしれない
という捉え方をし始めたりする。
すくなくとも、そういう状態になることに慣れることができる。
当たり前になっていることは、
簡単に取り組むことができたりする。
だから、より実現性が上がっていく。
多くの一流スポーツ選手は、子どものころから、
トップ選手として活躍している様子を思い描いた作文などがあったりする。
これは単なる偶然ではないだろう。
想像することが現実に影響を及ぼすとしたら、どんな想像をするか。
考えてみる価値はきっとある。