気づきの伝道師 藤井一規です。
仕事をしている人であれば、目標を達成することが求められるようになります。
目標を達成出来ていく人と、そうでない人が生まれたりしますが、
その差はどこにあるのでしょうか?
今日は、目標を達成するために大切なことについて考えていきます。
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この記事の目次
「計画のない目標は、ただの願い事にすぎない」
by アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(仏の作家、操縦士)
欲しいもの、手に入れたい目標はあるが、
なかなか実行に移せない、達成することができない。という人は多い。
対して、どんどん達成していく人がいたりする。
その違いはどこにあるのだろうか?
<操縦士>
星の王子様などの作家として知られる、サン=テグジュペリ。
しかし、もうひとつ操縦士としての顔を持っている。
操縦士としての経験から発せらせたと思われるこの言葉。
何を意味しているだろう?
空を飛ぶことは危険と隣り合わせだった時代。
いかににして無事に到着するか、真剣に考える必要があった。
「無事に着いたらいいな」と願うだけでは、
うまくいかないことがたくさんあったにちがいない。
何度も同じところへ行くだけ、というわけにはいかず、
初めての場所に行くというケースもいっぱいあっただろう。
どんな目印がある? 地形的な特徴は? どんな注意事項があるか、
どんなタイムテーブルで、どのルートか、どの高度を行くか。
飛ぶ前の情報収取、飛んでからの実践、何か起きたときの備え。
しっかりした計画があって、初めて安全に行きつくことができることを知っていた。
<願い事>
どんなことをしなくてはならないのかを明確にし、
計画を立て、その計画に基づいて行動しようとしなければ、
単なる願い事と同じようなものになってしまい、
達成するのは、いつになることやら。。。
ただ単に、目の前に現れたことだけを
対処するような取り組み方をする人もいる。
すると、なにか問題が起きるたびに、ひとつひとつを先延ばしにしてしまいがち。
結果、いったいいつになったら達成できるのか、わからないものになってしまう。
もちろん、そういう楽しみ方をするという選択もある。
しかし、達成することを考えるならば、
目標とともに、計画を立てることが重要なポイントとなる。
<違いに気づく>
手に入れたい目標を達成することと、単に願い事を立てておくということは、
似ているが、違っていることに気づく必要がある。
よくあるのは、達成する目標と計画を立てたつもりが、
見かけだけ計画らしきものをプラスしただけになっているパターンだ。
取り組む詳細を明確にしないまま、ざっくり日程だけ定めて、
これが計画だと思っていても思うように進んではいかなかったりする。
地に足をつけ、必要なこと一通り全て明らかにして、
それぞれ達成のためのイメージが明確に湧くように計画をたて、
成し遂げるように動いて初めて、前へ前へと進んでいく。
計画と、計画らしいものとの違いに気づかずに、
どうして達成できないんだろう?と悩んだりすることは避けておきたいものだ。