気づきの伝道師 藤井一規です。
自分と出会ったことはありますか?
自分を客観的に見つめる機会は、意外になかったりします。
今日は、自分と出会う大切さについて考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/12348/
この記事の目次
「挫折にしろ、無念さにしろ自分の能力の低さにしろ、自分というものに出会ってから人生は始まる」
by 武田鉄矢(歌手・俳優)
自分と出会うことで、自分には何が足りないのか、
どこを伸ばしていきたいか、冷静に決めていくことができる。
しばらくこの言葉についてもう少し考えていく。
<自分とは>
人間は、自分自身を捉えることが苦手だ。
五感という主要な感覚器官は、主に外からの情報を得るようにできている。
目は自分の外を見るようになっていて、自分の内は見えない。
耳は外からの音を捉えるようにできている。
体感覚も、外からの刺激のほうに主力がある。
自分の姿は鏡を見るか、写真や映像に撮ってもらわなければわからない。
自分の声も録音して聞いてみると、
ふだん自分の身体を伝わって聞いているのとはずいぶん違ったりする。
考えたことと、実際に発言したこととが
混在してしまうこともある。
客観的に自分を捉えるには、意識的に捉えようする気持ちを持ち、
工夫していく必要があったりする。
<幻想の自分>
自分と出会う工夫をしないでいると、
なんでもできる幻想の自分を抱いたりする。
自分に問題があるにもかかわらず、
他人に問題があると、自分勝手な思い込みを作り上げてしまう方もいる。
え?そんな人いないでしょ?と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、
意外と身近にいたりするもの。
ダメな自分から目を逸らそうとしていたりする。
<ダメダメの自分>
反対に、なにもかもダメダメの自分をイメージしてしまう人もいる。
今の時点で、ひとつ出来なかったのに過ぎないにもかからわず、
自分の全てがダメという意識になってしまったりする。
ダメだと決めつけることで、
却って楽になろうとしている人もいたりする。
そうしていると助けてもらえたりするからだ。
誰しもが同じペースでできるようになるわけではないし、
必ずしも、すぐにマスターすることだけが優れているというわけではない。
しかし、少しずつできるようになっていくゆえに、
わかることがあったりするし、
成長の喜びを味わい続けられる、ラッキーな人かもしれない。
<自分に出会う>
こういった両極端ではなくとも、
自分はどんな人なのか、客観的に捉えてみることには価値がある。
何が得意で、何に価値を見出しているのか、
どんな信念を持っているのか、などなど。
社会生活をしていれば、他人に見せる面と自分に正直な面とは
異なっているかもしれない。
自分本来はどんな人間なのか、自分自身で気づき、
そこからどうしていきたいのか考え、行動していきたい。