【思い込み】と【サイン】衝撃のトラブル(トラベル)・・・スペインからフランスへ
【思い込みとサイン】
衝撃のトラブル(トラベル)・・・
スペイン
サンセバスチャンから
南フランス
ニースへ。
直行便がないため、
乗り継ぎでニースへ向かいます。
お気に入りのホテルがニースの近くのエズ村にあるため
友人たちと待ち合わせて。
友人夫婦は、ぼく達より
ちょっと遅くに到着なので
一緒にディナーがとれればいいな、
と思っていました。
到着予定は19時。
ホテルには20時前には付く予定です。
お昼前に
サンセバスチャンをでて、
40分タクシーに乗って、ビルバオ空港へ。
今回は乗り継ぎなので、
スイスのジュネーブへ、まずは行きます。
トランジットの時間が5時間もあるので、
「スイスでチーズを食べよう!」と
意気揚々とレストランへ。
楽しく食べて、
お話している間に、
あっという間に搭乗の時間。
この間に、
事故か事件か
空港が封鎖される出来事もありましたが
ジュネーブから、
いざニースへ!
友人たちにも
「あと1時間のフライトでつくよー」と
メッセージ。
悲劇は、いや
喜劇はここから始まったのです・・・
ジュネーブからニースへは
1時間のフライトなので、
あっという間。
ただ、
ぼくたちの隣りに座った女性が
「わたし、飛行機がこわいの・・・」と
怯えていました。
「大丈夫!大丈夫!」とぼくたち。
ちょっと話は変わるけど
ヨーロッパの英語は
ちょっとぼくには聞き取りにくい発音です。
そもそも、どこでも英語が聞き取れていないけど 笑
間もなく到着かな~と思っているところで
アナウンスが入りました。
でも、
マイクがこもっているのと
英語がよくわからないので
何を行っているのかがわかりませんでした。
周りに聞いても、
「私達も聞き取れなかったわ」と。
フライトが
1時間すぎていたので、
おかしいな、と思い、
CAの方に聞いてみました。
ぼく「あとどのくらいでニースにつきますか?」
CA「あと25分位よ」
ぼく「サンキュー(ということは30分遅れでつくのか)」
えーそんなにかかるんだ。
まぁ、のんびりお茶でも飲んで待っていよう。
CA「あ、そうそう、エンジンが片方壊れたんだけど、もうひとつ
ついているから大丈夫よ」
えー、
エンジン壊れている?
それを聞いた隣の女性は
震えだしました。
ぼくたちは
「エンジンが壊れても、1つあればフライトに問題ないから大丈夫だよ」と
伝えます。
それでも震えはとまりません。
窓から壊れた方のエンジンを見てみると
壊れたかどうか、さすがに見てはわかりません。
翼の後ろに見える、山々がきれいだな〜と。
そして、ようやく到着!
隣の女性も、
ホッとした様子でした。
ニース空港に降り立つと、
早速友人とホテルへ連絡。
「いま、ニース空港につきました。
30分遅れたので、ディナーの時間をずらしてもらえますか?」
「OK」
これで、
安心安心。
でも、
急いで行こう。
まずはスーツケースを受け取って。
空港には
スーツケース受取のところにいくまでに
2つの分岐があるんです。
1,到着→バックスーツケース受取
2,トランジットのため乗り換え
急いで
スーツケース受取のところへいきます。
そして
分岐点のところ。
なんと、乗り継ぎの人の多いこと。
「きっと、
ニースは1年前にテロがあったので(その前日も実はニースにいました)
あまりニースに行く人は多くなくて、
別の都市にいくのかもね」
と、
会話をしていました。
それにしても、
ニース空港、暗いな〜
人気がないな〜
ちょっと心配になったので、
分岐点のところに経っていたスタッフの人に
「バック受取はこっちでいいの?」と、しつもん。
「ええ、バック受取はこちらです」
じゃ、
間違えないんだよね。
ま、いってみようか。
どこの空港もそうですが、
バック受取の場所にいくと
戻ることはできません。
そうそう、
飛行機をおりてから
バスにのって、空港の中に入る時に
「バッゲージは11番テーブルで受け取れます」と
書いてあったのを思い出し
11番を探しました。
なかなか
11番が見つかりません。
ちなみに、
スイス航空で来ました。
どうやら、
その、エリアはスイス航空だけの到着のターミナルのようで
(羽田空港だと第1がJAL、第2がANAのように)
なんと、免税店にもスイスのものがたくさん置かれていました。
トランジットした
ジュネーブの空港では
フレンチエリアというものがあり、
フランス行きはすべて
同じターミナル。
そこには、
フランスの方ばかり。
そんな感じなんだなと思っていました。
探せど
探せど、
スーツケースはなくて、
もしかして、無くなった???
と思い、
スタッフの方へ行きいてみました。
「ぼくたちのスーツケースが見当たらないんです」
「どれどれ、君、どこにいくの?」
「だからニースの・・・」
「ここ、チューリッヒだよ」
「えーーーーーーーーー」
フランスだと思っていたら
まさかのスイス。
ニースに向かっていたと思ったら
遠のいた!
もう、時間は21時。
「これって、まずくない?」
荷物はきっと、ニースに向かっています。
僕たちは、ニース行きの飛行機に乗れるのか?
ちょっと冷静に思い返してみました。
あの飛行機のアナウンスは、遅れるだけでなくチューリッヒに向かうというアナウンスだったこと
そして、
・みんなトランジットの方に行ったのは、別の代替え便にみんな乗るため
・飛行機から見た景色は、ニースではなくスイスの山々だった(そういえば雪もあった)
・スイスの物を売っているのが多いのはスイスだから 笑
実は、
たくさんの【サイン】があったわけです。
そこじゃないよー
と、
教えてくれるために。
でも、
そのサインを見逃してしまうのが【思い込み】です。
ニースについた、という思い込みが
すべてのサインに気づかずにいるのです。
さて、
その後。
スタッフの人に聞いたら、
このあとの飛行機はあるかどうかわからないから
1回出て、チェックインカウンターで相談してくれ、と。
ちなみに、
ターミナルが別。
飛行機が何時かもわからない。
久しぶりの全速力。
走りながらも、
もし、代替え飛行機に乗れなかったら、
他の航空会社でいけないかどうかをスマホでチェック。
よし、
22:30ルフトハンザドイツ航空があるから、
最悪そのチケットを買えば大丈夫。
これで、少しだけ、走るスピードが収まる。
そして、
別ターミナルに到着。
「ギリギリ
代替え便の飛行機に間に合いますよ」
と、笑顔でスタッフの方。
そしてホテルと友人へ連絡
「すいません、ニースじゃなくてチューリッヒにいます」
「え??」
「12時をまわりますが、夜中には到着します」
ということで
無事に、飛行機でニースに入り、
エズにいきました。
ふーーーー
もちろん、
チャックインは心地よくできたのですが
食事はもうありません。
このことを予感していたのか、
サンセバスチャンで買ってきておいた
ツナ缶(これがとっても美味!)と白ワインで無事到着の祝福。
夜空を眺めながら
ホッとしました。
エズ村の滞在では
妻があらたなビジネスをするプロジェクトも生まれて
素晴らしい滞在。
また、来年も来よう。
さて、ここまでが
前振りです。
ぼくが伝えたかったのは
ここから。
今回のように
人は
<思い込み>があると、
大事なことに気づきにくくなります。
サインがあっても
それを見逃してしまいがちになります。
これは
人生でも全く同じことがいえます。
<思い込み>は、
過去の経験や人からのアドバイス(近しい人なら特に)によるものが多いです。
飛行機が離陸したら、予定の目的につく、というのも、思い込みです。
えー、そんなの当たり前じゃないの?
と思うかもしれませんが
当たり前こそ
思い込みです。
いかに思い込みを手放すことが出来るか?
いかに新しい気持ちで毎日過ごすことが出来るか?
これが、
サインを見逃さず、
自分のインスピレーションを活かすコツなのかもしれません。
サインは
身近なところにいっぱいあります。
それは
教科書や本や講座の中にあるのではありません。
身の回りにあるのです。
そのサインにいかに気づくか、感じるか。
直感を大事にしていると
そしてその直感を信じていると
見えてきますよね。
魔法の質問
「あなたの思い込みはなんですか?」