気づきの伝道師 藤井一規です。
わからないことに出会ったとき、どのように対処していますか?
まずは自分で調べるでしょうか? 試しにやってみるでしょうか? 誰かに尋ねるでしょうか?
それとも、ケース・バイ・ケース?
今日はわからないことに出会ったときについて考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/12616/
この記事の目次
「わからなければ、人に聞くことである」
by 松下幸之助(実業家、発明家)
わからないことに出会ったとき、どう対処するかは、人によって違ったりする。
あなたはどんな基準で対処法を決めていますか?
この言葉をきっかけに、わからないときの対処法について、もうすこし考えていく。
<わからないこと>
わからないことに出会ったとき、どうするか?
いつまで経っても答えが得られないまま、
誰かに聞くことをためらっているとしたら、好ましいとは言い難い。
知っている人にとっては簡単に答えられても、
初めてだったり、知らないことにアプローチするには、
時間がかかってしまうもの。
ときには、「わからない」という答えは恥だと思ってしまっている人もいる。
正直にわからないことを示して、素直に聞いてみることは重要なことだ。
しかし、いくらよく知っている人に聞いた方が速いからといって
何から何まで人に聞けばよいか、というと、そうでもない。
一から十まで聞いたり、同じことを何度も聞いているようでは、
迷惑がられることは必至だ。
<答えを調べてから聞く?>
一般的によく言われたりするのは、
まずは、自分で調べ、それでもわからなければ人に尋ねる、というものだ。
調べることは、自分で解決できる領域を増やそうとするアプローチのひとつだ。
自分なりの答えを見つけようとし、解決可能な範囲を拡げようとすることは、大切なこと。
そして、それでもわからないときには誰かに聞く。
とてもリーズナブルのように思える。
<リソースを確保する>
自分の知識と能力から、答えがすぐに見つかるようなものなら、このアプローチは好ましい。
しかし、調べるにしても、自分一人でやろうとすると
膨大な時間と手間ををかけることになったりすることがある。
いきなりひとりで調べに入ってしまうことは、
必ずしも望ましくないかもしれないのだ。
何を、どう調べたらよいかを自分でまず考えてみて、
場合によっては少し試してみて、
これが効果的か、誰かに尋ねてみるという手がある。
答えを与えてもらおうとするのではなく、
求めるものに近づくためのヒントやアイディアを得るものだ。
経験者や先達は、効果的なアプローチの仕方を知っていたりする。
役にたつ情報の在りかや、情報を持っている人を知っていたりする。
<自分の可能性を拡げる>
わからないことに出会ったときは、
自分の対処の可能性を拡げられるようにしていくチャンスだ。
ただ単に、答えを与えてもらおうとするのは、
速いかもしれないが、その場限りになりがち。
自分なりに考えてみること、
経験者や先達からのアドバイスを得ること、
リソースのありかを知ることを組み合わせながら、
自分の可能性を拡げる機会にしていきたい。