気づきの伝道師 藤井一規です。
だれもが幸福を目指しています。
自分が幸せになるために、頑張っていたりします。
しかし、自分だけが幸せであればそれでよいか、というと
それはまた違うようです。
今日はアレクセイ・アルブーゾフの言葉から考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/12642/
この記事の目次
「幸福というものは、一人では決して味わえないものです」
by アレクセイ・アルブーゾフ(ロシアの劇作家)
幸福は、どのようにして感じるものだろうか?
この言葉をきっかけに、幸福についてしばらく考えていく。
<一人だけで幸せになれるか?>
幸福はひとりでは味わえないというこの言葉、本当だろうか?
たとえば、無人島でたった一人で暮らしているとして、
幸せになれるだろうか?
美しい自然がそこにあり、食糧にも困らないとしたら、
楽しいかもしれない。うれしいかもしれない。
しかし、それはほんの短い間ではないだろうか?
どんなに恵まれていても、あなたしかいない。
あなたが気に掛ける誰かはいない。
あなたのことを気に掛けてくれる人もいない。
自分が存在している意味は何だろうか?
その答えを見つけられないことに気がついていく。
<人は関係性があって初めて>
人は誰かとの関係性があって、成立している。
自分の存在を感じること、存在価値を感じることは大変重要な意味を持つ。
ひょっとしたら、周りの人との関係をできるだけ持たないようにして
暮らしている方がいるかもしれない。
しかしそれも、周りには誰かがいて、それを意識できるからできること。
関係性を全く断ってしまうと、感覚を失ったような状態になる。
そしてそれは、耐えられないものになっていく。
人間にとって、どこかで関係性を感じることは必要なことなのだ。
<幸せになるために>
幸せになるためには、誰かとの関係性があることは前提といっていい。
何もないところに、突然あなたが湧いて出来たわけではない。
誰かのおかげで自分が存在出来ている。
今日命あることも、着ているものにも、食べ物にも、
今いる場所も誰かのおかげがある。
あなたの存在もまた、この世界に貢献している。
着たり、食べたり、住んだりするあなたがいるから、
それぞれに関係する人々の価値を高めている。
誰もが、自分に価値があると思えることはとても大切。
誰かから必要とされたり、役に立っていると思えるって素晴らしい。
<目指す幸せは>
家族であったり、パートナーであったり、強く関係性を意識する人がいるとき、
その人がたちが幸せであることは、あなたの幸せにも大きな影響がある。
自分だけが幸せを感じていても、不足感が生まれてくる。
反対に、大切な相手を幸せにするために、あなただけが不幸を背うようにすると、
相手に不足感を生じさせていく。
関係性のあるお互いが幸せになっていくことが、
全体の、そして自分自身の幸せにつながっていく。
自分自身を含め、あなたが関係性をもてる、できるだけ多くの人に
愛とエネルギーを注いでいくことが、あなたの最大の幸せになっていくのだ。