気づきの伝道師 藤井一規です。
強くなるためには、鍛える必要があったりします。
快適な環境にいたら、頑張ったり、努力しなくても済んだりしますよね。
逆境にいたり逆風が吹いていたら、それに耐えたり、乗り越えたりするチカラがついてきます。
今日は、シャネルの言葉から成長のヒントについて考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/12820/
この記事の目次
「私は流れに逆らって泳ぐことで強くなったの」
by ココ・シャネル(仏のファッションデザイナー)
順風満帆な状態が素晴らしいと考える人は多い。
しかし、シャネルは流れに逆らっていくことによって、強さを身に付けたという。
しばらく、逆境を経験する価値について考えていきたい。
<シャネルの人生>
シャネルといえば、有名なファッションブランド。
その価値が広く認められている。
その道は順風満帆であったか?というと、そうではないようだ。
大成功をしたかとおもえば、ワンマン体質で過酷な労働環境だったため
労使対立し、そのままビジネスを撤退したりしている。
第二次世界大戦では、フランス人でありながらもドイツに味方の立場を取り、
大戦後逮捕されたり、亡命したり。
そして、再びパリにもどって、新たにブランドの確立をしていく。
その人生は、逆流を何度も逆らって泳いできたような人生を送っている。
<関サバ・関アジ>
関サバ・関アジは、他の場所で育った魚とは、全く別物といわれるブランド魚だ。
とても身が締まっていて美味しい。
それは食物であるプランクトンが豊かな場所で、
潮流の激しい豊後水道で育ったからだと言われている。
もし、激しい潮流に押し流されるだけの生き方をしていれば、
そこに居続けようとすることができない。
居続けようとすれば、激しい潮流に逆らって泳ぐ必要がある。
その結果、すばらしい筋肉を持つに至ったと考えられている。
<強さを手に入れる>
シャネルのような人生が、良いとか悪いとかの議論は置いておく。
しかし、順風満帆な人生だけが望ましく、逆風や逆流のなかの人生がダメだ、
というわけではない、ということは言える。
逆風や逆流があればこそ、鍛えられ、さらなる能力が磨かれたりするからだ。
困難に出会っても、あきらめずに乗り越えるようにしていけば、
全てが順調だったときよりは、はるかに能力はあがっているだろう。
逆境も強さを身に付けるためのひとつのトレーニングだと捉えれば、
文句や恨みつらみを言っているだけの人生よりは、
遥かに得られるものが大きくなっていく。