気づきの伝道師 藤井一規です。
逆境は大変だったり嫌なもの。
しかし、逆境やピンチを乗り越えたときに、大きな成長が起きることが多い。
逆境に出会ったときに、どのように向き合うかが、成長の鍵となる。
夏の高校野球が佳境を迎える中、今日の一言を味わっていきたい。
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この記事の目次
「逆境と友達になれ。そうすれば最後には宝物になる。おまえたちはその宝物をいとも簡単に捨てて、逃げまくってるよ」
by 我喜屋優(興南高校野球部監督)
着任して3か月で、低迷していたチームを甲子園に出場させ、
3年後には春夏連覇を成し遂げた我喜屋監督。
そのカギとなったと言われるこの言葉。
もうしばらく、味わっていきたい。
<順境のとき>
順境のときは、特に工夫をしなくても、成果が上がったりする。
頑張らなくてもよかったりする。
意思で自分をコントロールしなくても、出来てしまったりする。
とても望ましい状態のようだけれども、
一旦うまくいかなくなってしまうと、
どうすればうまくいくのかが判らなくなってしまったりする。
うまくいかせるための条件を意識できるようになるのは、
うまくいかない状態を経験した後だったりする。
<逆境に出会ったら>
逆境に出会ったとき、対処としては
固まってしまう、逃げてしまう、とことん付き合うという方法がある。
固まってしまうのは、自分の感覚を閉じ、考えることを放棄してしまうことになる。
状況に抗うことを、自ら進むことを、成長することもあきらめてしまうことになる。
ひとつの選択ではあるが、未来を見据えたときには賢い選択とは言い難い。
逃げるという手は、賢い選択のひとつだ。
その場限りの対応とすれば、有力な選択肢のひとつになる。
しかし、将来を考えたとき、逃げるばかりで本当に良いのかを考える必要がある。
乗り越えられる自分になることからも、逃げることになるからだ。
今までにない能力を身に付けようとすれば、逃げていては手に入らない。
<逆境を友に>
そこで、逆境を忌み嫌うものとしてではなく、付き合っていく友として捉えてみる。
この相手とうまくやっていくためには、何が必要なのかと考えてみる。
そうすると、課題が明らかになってくる。何をすればよいかもわかってくる。
その逆境があるがゆえに手に入るものがあることがわかってくる。
逆境を嫌なもの、避けるべきものとばかりに捉えずに、
自分を成長させてくれる宝物のありかを教えてくれる友だと捉えてみる。
そうすれば、人生が大きく変わるきっかけになっていく。