気づきの伝道師 藤井一規です。
人がたくさん集まったり、公開されている場では、
公式でもプライベートでも避けておきたい話題ってあるもの。
SNSやLine、ブログで何気なくオープンにしたことが、
人生を狂わせてしまうこともあるそう。
どんな話題を避けたほうが賢明なのか、
茶室での避けるべきとされている話題から考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13136/
この記事の目次
「我が仏 隣の宝 嫁舅 天下の軍(いくさ) 人の善悪(よしあし)」
by 山上宗二(堺の豪商、茶人)
この5つは、茶室の話題として取り上げるのに不適切だと、
千利休の弟子であった山上宗二は言っている。
どんなことなのか、もう少し考えていきたい。
<何を話題にするか>
会社の人事に、SNSやLine、ブログなどの情報が利用されることがあるという。
あなたの人となりを知るうえで、公開されている情報は
検索され、利用される可能性があるということだ。
うっかりネット上に公開した話題が原因で、
採用や、昇進が見送られるということもあると聞く。
では、どんな話題に注意すべきなのか。
<我が仏>
1つ目は「我が仏」
これは宗教のことを指している。
今でも、相手の宗教を批判したりすることは、命の奪い合いにまでなりかねない。
お互いの信じるところを大切にしていくがゆえに、
何気ない一言から根深い争いごとになりかねない宗教の話題は、
避けておくことが懸命だといえる。
<人の宝>
2つ目は、「人の宝」
誰かの資産・財産の話題ということになるだろうか。
お金や財産の話題は、つい自慢話になってしまったり、
妬みなどの感情を持ち込みやすくなる。
どうしても心の醜い面が表に出てしまいがち。
お互いに心の扉を開きあう話題としては適切でないかもしれない。
<嫁舅>
3つ目は「嫁舅」
嫁、舅に限らず、自分の肉親の話題は、誰もがなんらかの不満を抱えていたりして、
ぶちまけてしまいたい、という気持ちになることが多いかもしれない。
それだけに、これも心の醜い面をさらしてしまうことになりがち。
聞いている相手は、その場では同意してくれるかもしれないが、
もし、その話題が独り歩きし始めたら、
思わぬ被害を被ることがある。
<天下の軍(いくさ)>
これは政治のことと考えられる。
時の権力者や権力者の政策への批判も、危険をもたらすことがある。
権力をもっている相手を批判するということは、
権力者からすれば、あなたが邪魔になったり、
煙たい存在だと思われることになりかねない。
<人の善悪(よしあし)>
もともと善悪は、立場によって判断が変わるもの。
善悪を測る物差しは、ひとそれぞれで全く違うと言っていい。
ある人にとっては、正義であっても、
相手からしたら、とんでもないことだったりする。
立場によって、捉え方が変わる話題は、
思わぬ敵を生み出しかねない。
<思わぬ敵>
相手のことをよく知らない状態であれば特に、
取り上げた5つの話題は、避けることが賢明だと言える。
気づかぬうちに、思わぬ敵を生み出していたりする。
このインターネットの時代、何の気なしに公開したことがもとで、
酷い目に遭うこともことが知られている。
多くの人が触れる機会のある場所での話題について
考えてみる価値は、きっとある。