気づきの伝道師 藤井一規です。
集中力を発揮できると、効率を上げることができます。
では、効果的に集中力を発揮するためには、
どんなことを意識したらいいのでしょう?
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13175/
この記事の目次
「放心や無心の時間を持つことが、逆に集中力を高める」
by 大越俊夫(教育者、自己啓発作家、著述家)
集中力の高い状態を維持できる時間は、人によって、
また条件によって異なる。
どのようにすれば、より集中力を発揮できるのか、
しばらく考えていく。
<集中力>
まず、集中力とはどんなものだろう?
同じことに取り組むときに、だらだらとやっていくこともできるし、
より短い時間で、内容濃くやっていくこともできる。
後者は集中力が高い状態と言えるだろう。
意識があちこちに散らばったりせず、効率的に取り組んでいける。
人生をより充実させていくうえで、集中力を保つ能力を
発揮できることには意味がある。
<集中力の持続時間>
人によって、またその時の状態によって、
集中を持続させられるの時間に違いがある。
集中しよう!と思うとき、
身体や意識に、無理がかかった集中のしかたをしていると、
長く続けるのは難しかったりする。
また、力を入れっぱなしにしていると、
どうしても、だんだんその力は弱くなってしまう。
高い力をこめるためには、
一旦、力を抜いて緩めたほうが効果的だったりする。
<力を抜いた集中>
ところで、集中というと、なんだか力を込めたり、
つい、力んでしまいがち。
たとえば見るにしても、焦点の当てようとする所だけを
力を入れて見ようとしてしまいがち。
しかし、視認できることのうち、変化を見つけやすいのは
焦点の部分ではなくて、周辺視野の方だと言われる。
何かを見つけようと、あちこちをぐるぐる見ようとするより、
全体を何気なく見ている方が、気づいたりできる。
こんなふうに、できるだけ自然に近い状態のまま、
対象に意識を向けていられれば、
より楽に、長く集中力を保つことができる。
<放心・無心>
まとめていくと、力をいれるために、
そのまえに一旦緩んだ、力を抜いた状態となろうという
放心、無心になるという意識の持ち方がある。
今日の言葉は、どちらかといえばこちらの意味かもしれない。
そしてもうひとつ、放心、無心の状態で取り組むという方法がある。
剣道などの武術などで使われる「放心」は、
ただ漫然とぼ~っとする状態ではなく、
一点に囚われた状態からこころが解き放たれて、
注意が隅々にまで行き渡った状態のこと。
さきほどの、周辺視野を活用するのはこちらにあたるだろう。
どちらも、練習することで伸ばしていける。
意識してみてはどうだろう?