気づきの伝道師 藤井一規です。
名言や格言は、成功者や有名になった人の言葉だったりします。
それゆえに、結果を出せた人の経験に偏っている可能性があります。
今日は、為末 大さんの言葉をきっかけに、輝かしい人生についてしばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13213/
この記事の目次
「成功者の言葉しか世の中には残らないから『やればできる』が格言になる。夢は叶わないかもしれない。叶える為の努力は無駄に終わるかもしれない。でも何かに向かっていたその日々を君は確かに輝いて生きていたのではないか。それが報酬だと思わないか」
by 為末 大(元陸上競技選手、スポーツコメンテーター、タレント、指導者)
どんなことに取り組んでいても、周りから認められるような結果に至ることもあれば、
望むような結果には至らないこともある。
うまくいかなかったから、全く無駄だったのかと言えば、そんなことはないはず。
もう少し考えていく。
<名言たち>
私たちが名言として捉える言葉の多くは、
成功したり、結果を出して有名になった人によるものが多い。
スポーツで言えば、オリンピックで活躍したりとか、メディアなどで取り上げられるような
トップの選手たちの言葉だったりする。
各分野の一流と呼ばれる人たちの言葉だから、
注目され、取り上げられたりしている。
だから、同じように結果を出したい、と望む気持ちに火をつけてくれたりもするが、
ときに自分には到底無理。。。なんて気持ちを導いてしまうことがある。
<努力したら夢は叶うか?>
頑張れば、努力しさえすれば必ず結果は出るだろうか?
答えは、Yes。と言いたいところだけれど、
残念ながらNoと言わざるを得ない。
成果が出ない方向に努力をしていたとしたら、その努力は
求めている成果のためには役には立たないからだ。
だから、もし、ただやみくもに取り組むだけになっているとしたら、
冷静になってみる必要がある。
どうすれば結果を出せる方向に行けるのか、
考えるチカラを発揮する必要がある。
例えば、勝負に負けてしまったとしたら、なぜ負けてしまったのか?
どうすれば、勝てるのか?
自ら考えて、そのための努力をする必要があったりする。
目の前の結果ですらこうなのだから、努力すれば夢は叶うか?といえば、
必ずしも叶うとは限らないというのが現実といえる。
<人生のために>
しかし、夢を叶えるために、結果を出すために、
自ら考え、工夫して取り組むことは、人生においては必ず役に立つ。
何があれば達成できるのか、より向上できるのか、
自分なりに考え、ときにはアドバイスを得たりしながら、
努力することは、どんなことにも通じることだからだ。
うまくいけば自信につながるし、
うまくいかなければ、経験となって成長への足掛かりになる。
何かひとつの夢が叶わなかったといっても、それは人生の一部でしかない。
自分なりに一生懸命生きることのほうが、遥かに大切。
その日々は、きっと輝いている。