気づきの伝道師 藤井一規です。
病気のことを知ろうと思うとき、
医者に聞くのが良いと思うかもしれない。
しかし、医者ではわからないこともある。
それはどういうことなのか?しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13256/
この記事の目次
「医者に尋ねるより病人に尋ねよ」
by ユダヤの格言
医者は病気についての知識はあるかもしれない。
しかし、知識だけでは足りないところがある。
検査結果だけで判断するのは、大変危険だったりもする。
もう少し考えていきたい。
<知識>
知識があるということは、素晴らしいことだ。
もし原因がわからないまま、耐えられないような不調が続いているとしたら、
医者に診てもらったほうがいい。
もし病気に罹っているとしたら、何が原因で、
どのようにしたら乗り越えられるのかが
わかっているほうがよい。
原因がわかっていないと、良かれと思ってわざわざ
悪化させるようなことをしてしまうかもしれない。
病気となれば、まず医者に診てもらうことは妥当なこと。
<検査結果と問診で診断>
しかし、どれほど経験と知識豊富な医者と言えど、
実際の患者に聞かなければわからないことも多い。
診断を下すのに、検査結果だけに基づくと、大きな間違いを犯すことがある。
適切な問診は正確な診断をするためには必須なもの。
きっかけや症状、どんな感覚が生まれているかは、
聞いてみなければわからなかったりする。
たとえば、医学書に症状として「痛み」と書いてあったとしても、
痛みにも多くの種類があるし、感じ方は人に依存したりもする。
適切な問診と症状、そして検査結果が一致すると診断の精度が上がっていく。
検査結果が十分でなくとも、適切な問診と症状からの判断ミスは
症状と検査結果だけでした判断ミスよりも遥かに少ないといわれる。
<実際には>
塩分減らしてください。
食事のカロリー控えてください。
運動してください。
・・・
こういった指示を医師から受けることがある。
本人はまじめに対応しているつもりでも、一向に効果がないことがある。
実際にそのひとの生活をよくよく尋ねていくと、
意外なところで、病気を悪化させてしまうような生活習慣があったりする。
最近はサプリメントが簡単に手に入るようになったりして、
通常の生活では考えられない量の成分を取ることができたりする。
身体に良かれと思って、過剰にしてはいけないことを
してしまっているということもある。
<まずは現場から>
どんなことでも、現場を知ることが大切になってくる。
結果だけをみて、例えば検査結果だけをみて
全てが判ったような気持ちになってしまうことがあるかもしれないが、
それでは不十分かもしれない。
どんな感覚が生まれているのか、症状の起きるきっかけがあるのか?
どんな生活習慣があるのか。。。
本当のところがわかるには、現場で何が起きているのかに気づく必要があるのだ。
症状を抱えている本人が、気づくように尋ねていくと効果があがっていく。