気づきの伝道師 藤井一規です。
どうして子どもが親の言うことを聞いてくれないのか?
いくら言ってもわかってくれない。
そんな悩みを聞くことがよくあります。
親子であっても、一方的なコミュニケーションだけでは通じ合うことは難しい。
どのようにしていけば良いのか、しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13335/
この記事の目次
「近頃の親で、自分達の子どもが親に言う言葉に耳を傾ける人は少ない」
by オスカー・ワイルド(アイルランド出身の詩人、作家、劇作家)
お子さんがいれば、お子さんの言っていること、
いなくても身近な大切な人の言っていることに、
しっかり耳を傾けていると自信を持って言えるだろうか?
コミュニケーションを取っていくうえで、何が大切なのか、
もうすこし考えていく。
<心の扉>
思いを伝えるためには、相手のことをわかっていたほうが良い。
あなたがどれほどのメッセージを持っていて、
どんなに伝えたいのだとしても、
受け取る側の心の扉が閉じているとしたら、
どれほど頑張っても届くことはない。
心の扉がぴっちり閉じている状態では、何も届かない。
受け取る側が、扉を開けてもいい。すくなくとも、開けてもいいかもしれない。
と思って初めて、伝わる可能性が生まれてくる。
<扉が開くとき>
心の扉が開くのは、自分にとって興味があったり、役に立ちそうだとわかったとき。
意味がない、邪魔になると思ってしまえば、扉は閉じてしまう。
だから、聞き手の興味、関心がどこにあるのか、どんな思いでいるのか、
相手のことを知る必要がある。
相手を知るには、どうすればよい?
相手のことをよく観察したり、相手の言うことをよく聞いてみたり
伝えたい思いがどこにあるのかを聴き取ってみたり。尋ねてみたり。
いろいろなアイディアがあるはず。
<身近になると>
ところが、相手が身近になればなるほど、
相手のことを良く知ろうとすることを省いてしまいがち。
わかったつもりだったり、子どもはこういうものと決めつけていたり
***して当然だ、と思っていたり。。。
心をつなぎたくて、楽しかったことをつたえようとしたり、
悩みを打ち明けようとやってきているのに、
「今忙しいからあとで」
などと、すぐやってしまったりしていないだろうか?
もちろん、実際、その場で対応できないこともあるだろうけれども
その時の相手の様子をよく観察して、重要度を見極めてから判断してもいい。
身近だと、気軽にすぐ接触できるからと軽くあしらってしまいがち。
<心を傾けよう>
まずは、身近な大切な子どもや、大切な人に対して、心を傾けよう。
表面的な言葉よりも、どんな思いでいるのかを受け留めていきたい。
それには、相手をよく観察して、言っていることをよく聴き、
思いを受け取っていきたい。