気づきの伝道師 藤井一規です。
うまくいっているかどうかって、どうやってわかりますか?
いろいろなわかり方ってあると思います。
しかし、なんとなくであったり、勘に頼っているとしたら、
考え直した方が良いかもしれない。
どのようにしていけば良いのか、しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13352/
この記事の目次
「うまくいっているのかどうか分かってないときは、うまくいっていない」
by ジョセフ・マーフィー(アイルランド出身の宗教者、著述家)
世の中、測りにくいものもある。
測りにくいからといって、測らないままでいると、
進みが悪いのに気づくことができなかったりする。
なんとかして測る仕組みを用意しておくと、
うまくいっているかどうか、どのくらい進んでいるのかがわかるようになる。
もうすこし、詳しく考えていく。
<測定>
「たくさん」といっても、数値になっているのと、
なっていないのとでは持つ意味が違ってくる。
「たくさんあって大変」というのと、
「一日10個しか作れないのに、今日中に150個の作らなければならない」というとのは
大変さの度合いのわかり方、感じ方も変わってくる。
血圧が高いかどうかを判断しようとするとき、
いまでこそ血圧計が身近に置いてあったりするが、
感覚だけで答えていたら、
どれほど正常な状態から離れてしまっているのか、
はたまた正常の範囲なのか、知ることができない。
<代理特性で測る>
直接測りにくいときには、代理特性を活用してみる。
国の教育レベルを測る、といわれたら?
例えば、文字を読み書きできるかを示す識字率が、
ある程度教育レベルを示す、代理特性として使われたりする。
身近な例では、1円玉が大量にあるとき、枚数を数えなくても重さを測ってみる。
300グラムあったとしたら300円分。300枚の一円玉があることがわかる。
1円玉ひとつは、ほぼぴったり1グラムだからだ。
ゴマを500粒ずつ、と言われたとき、おなじように500粒分の重さを測っておけば、
数えなくとも重さでおおよその数がわかる。
また、500粒でいっぱいになるような入れ物をつくっておけば、
重さを測らなくとも、その入れ物にゴマをいれることで、
体積でおおよその数をはかることができる。
<項目数や期間で測る>
ざっくりで測る方法もある。
ひとつひとつの内容には大きな差があっても、
ざっくり項目数だけを数えることでも、進みを確認しやすくなる。
やることが100項目あって、55項目終わっていれば、55%終わったって示すことで、
進み具合がおおよそわかる。
さらに、10月30日までに終わらせる予定であれば、残り日数から
締め切りまでに終えられるかどうかが捉えやすくなる。
<測るとアクションに結び付く>
測定結果があると、そこからアクションに結び付きやすくなる。
何かの公演を催したとすれば、なんとなく評判が良かった。
で終わらせないで、アンケートを取ったりして
どういう受け留めをされたのか、測定していきたい。
集計して、分析することで、改善するところはないか、
何が好まれ、何が避けた方が良いのかが明らかになってきたりする。
日常生活でも、家計簿をつけたりして、何にいくら使っているか分析することで、
収支をどう改善したらよいかがわかってくる。
測定し、分析することは、アクションに結びつき、
より良くするための材料になっていくのだ。