気づきの伝道師 藤井一規です。
初心を大切にする、初心に帰るということばを良く耳にしたりします。
初心とは何か、しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13490/
この記事の目次
「初心を忘れないことって言うのは大事ですが、初心でプレイをしていてはいけないんです。成長した自分がそこにいて、その気持ちでプレイしなくてはいけない」
by イチロー(米大リーグ野球選手)
初心とは、何だろう?
初心がもたらしてくれるものってなんだろう?
どう活かしていけば良いのだろう?
しばらく、考えていく。
<初心とは?>
初心については、以前にも触れたことがある。
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11753/
初心と聞いてすぐに思い当りやすいのは、
何かしようと決心したときの純粋な気持ち。
「 初心にかえる」と使うようなときだ。
世阿弥は、
初心忘るべからず。
時々の初心忘るべからず。
老後の初心忘るべからず。
と伝えている。
イチローのこの言葉は、世阿弥が伝えようとしている
時々の初心と共通するのではないか。
<時々の初心>
初めて取りかかろうとするときや、取りかかったばかりの状態だけに初心があるのではない。
どんどん成長していくなかでも初心がある。
成長し、経験を積んだ上でも、やはり次の段階があったりする。
そこにはやはり初心が存在する。
あるとき、迷いや悩みに囚われて、自分を見失ってしまうこともあるかもしれない。
慢心してしまい、成長や挑戦を忘れてしまうようなこともあるかもしれない。
失うことや、失敗することへの恐れに、囚われてしまうこともあるかもしれない。
ときには、今までの自分をバラバラにして、
一から組みなおしていく必要が出てきたりする。
でも、それはゼロからではない。
そう、ある段階に達したからこそ、持っていたい初心がある。
<どんなときも初心を>
わくわく真剣に楽しむこと、謙虚であること、挑戦すること、
どんなときも初心とともにいたい。
また、だれかの初心を促すようにしていきたい。
初心は人生のどの段階にもあって、
自分を動かしてくれる素晴らしいエネルギーとなる。
もちろん、初心の中身は変化していく。
イチロー選手が輝きを保ち続けていられるのも、
きっと初心をバージョンアップしながら持ち続けているから。
今、あなたが取り組んでいることに対する気持ち、
今の段階で意識したい初心を意識してみると、
どんなことに気づきますか?