気づきの伝道師 藤井一規です。
困難なことをしなくてはならなくなったとき、
何ができないのか? というアプローチがあります。
反対に、ここまではできます。 というアプローチの仕方もあります。
どのように考えていけばよいか、
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13519/
この記事の目次
「今はないものについて考えるときではない。今あるもので、何ができるかを考えるときである」
by アーネスト・ヘミングウェイ (米の作家)
私たちは、あるはずのものがない、欲しいけれどない、
ということに意識が向かいがち。
そうすると、せっかくできることがあっても、あきらめてしまう傾向にある。
もうすこし掘り下げていく。
<欠けているもの>
お皿のどこかがわずかでも欠けていると、そこが気になるもの。
骨董品も、1セットそろっていれば高く売れるが、
ひとつ足りないと途端に安くなってしまったりする。
美しくそろっている状態が想像できると、
欠けている部分に意識が向かってしまったりする。
同じように、あるはずのものがなかったり、
欲しいと思っているものがない状態にあると、
その部分だけが気になってしまいがち。
<意識の向かう方向>
ないものを思うとき、だからこれができない、あれができない・・・。
ついできないことの方に意識が向かいがち。
私たちの脳は、思いついたことから連想したり、
拡大したりすることが得意なので、
一旦、できないことに意識が向かうと、
できないことについての連想につながり、
さらに望ましくないことに意識が向かっていきやすい。
<あるもの、できること>
そんなときは、ちょっと立ち止まって、
あるものの方に意識を向けてみたい。
自分には何があるのだろう?
わずかに欠けたお皿であっても、まだ使うことはできる。
うまく修繕すれば、新しい価値を生み出せるかもしれない。
あるものを数えていくと、
逆に、できること可能性のあることに気づいてくる。
なければできない、と思っていたことも、
あるものを組み合わせたら、できるかもしれない。
すくなくとも、ここまでならできる! ということに気づいてくる。
<望ましい意識>
出来ないことに意識が向かうと、
行動する意欲を失ってしまいがち。
できることに意識が向かうと、
行動する意欲が湧きやすくなる。
なにがあるのか、何ができるのかに意識を向けて進んでいきたいもの。