気づきの伝道師 藤井一規です。
何かに取り組んでいるとき、
一番楽しい時間はいつやってくるのでしょうか?
また、よりたくさん楽しむためには、どのようにしていけばよいのでしょう?
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13566/
「何事も実現するまでが、一番楽しい」
by ジョージ・エリオット(英国の作家)
実現したいなにかに取り組んでいるなら、
出来上がった瞬間は、とってもうれしいにちがいない。
しかし、それよりも出来上がる前が楽しいという。
もうすこし掘り下げていきたい。
<新しい取り組み>
何か新しい取り組みを始めようとするとき、
あれこれと考える必要がある。
特に経験のないことであれば、様々な工夫が求められたりする。
ひょっとしたら、自分の手元にあるものだけでは足らずに、
新しくどこかからか手配してくる必要があるかもしれない。
出来上がった様子を想像し、こうしたらどうだろう?
ああしたらどうだろう?
あれこれと想像するのも楽しい時間になりうる。
<計画を>
それから、実際に誰が、何を、どのように取り組んでいくかを
決めていったりする。
想像上のものを、現実にしていくための計画を立てる必要がある。
どう進めていけば、できあがっていくのか、
難しい部分があれば、出来るようにするにはどうしたらよいか、
実現性をアップさせるために、
あれこれ思いを巡らせるのも楽しい時間になりうる。
<実行を>
立てた計画がどんなに立派でも、
実行することがなければ、何も残ってはいかない。
実行していくと、目にもわかりやすい変化が現れる。
頑張った分だけ、大きな変化になっていく。
実現のための苦労があればあるほど、うまくいくようになった
変化がわかりやすいほどうれしくなってくる。
順調に、できる部分が増えていくってうれしいもの。
出来上がりに向けてカウントダウンしてみたりするのも楽しい。
旅のようなものであっても、目的地に着いた瞬間よりも、
目的に向けて準備しているとき、計画しているとき、
目的に向かう道すがらのほうが時間も長いし、うれしさが蓄積していることに気がつく。
途中で道に迷ったりするのも、後からしたら
楽しい思い出となっていったりする。
<実現したら>
もちろん、実現した瞬間は、きっとうれしい!
達成感も得られるし、目指したものが手に入るって素敵。
ゴールを目指してきた今までが報われる。
マラソンでゴールしたら、大変だった走る時間は終わりを迎える。
苦労したトレーニングも良き思い出になっていく。
しかし、ふと思う。
ゴールを達成したあとの時間よりも。
目指してきた時間のほうが、楽しかったかもしれない。
辛かったあの時間を乗り越えられたのも、
目標に向かって進んでいたから得られたもの。
ゴールする前の時間のほうが、価値があるのかもしれない。
舞台を演じていても、千秋楽を終えた後よりも、
本番を目指していたとき、本番中のほうが充実しているかもしれない。
そう、いま、この時間こそを楽しんでいきたい。