気づきの伝道師 藤井一規です。
自分が大変な状況のなか、幸せそうなひとがいたりすると、
うらやましいという気持ちになってしまったりするもの。
しかし、隣の芝は青く見える。という言葉があったりします。
どんな人も、その人なりに大変さを抱えているもの。
もうすこし考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13605/
この記事の目次
「他人の幸福をうらやんではいけない。なぜならあなたは、彼の密かな悲しみを知らないのだから」
by ダンデミス(不詳、古代インドのダンダミスとの説あり)
他人の幸福な様子をみていると、うらやむ気持ちが起きたりする。
しかし、その人の本当のところを知ってみると、
その人なりの苦労、苦しみ、悩みがあったりするもの。
もう少し掘り下げていく。
<悩みが生まれるところ>
悩みは、貧しいとか、能力が足りないとか、できないとか、醜いとか
何かを持っていない人だけが持つものだろうか?
持っていないがゆえに、貧しさがあるゆえに、
持つもの、富むものに対して、嫉妬したりやっかみを持ちやすいもの。
しかし、どんなお金持ちも、能力に恵まれた者も、
どんな美人も、多くを持つ者も、
その人なりの悩みを持っているもの。
その悩みの深さ、重さは、なってみないとわからない。
持つ者のほうが、苦しい場合だってある。
<それぞれの抱えるもの>
そう、誰もが何らかを背負い、抱えながら生きている。
一見すると、恵まれているひとも、
深い悩みに襲われているかもしれない。
持たないがゆえに、協力し合うこと、
助け合うことが当たり前で、そういった仲間を持ちやすいが、
持っているがゆえに、そういう仲間を持てずにいるかもしれない。
その立場になってみないとわからない苦しみが、
存在したりするものなのだ。
<本質で>
自分が持っているものをひけらかすような人がいます。
ほかの人がうらやましいと思うものだったり、
こんな大変さがあると、同情を買うようなものだったり。
しかし、そこに注目を集めようとするのは、
ほかのところに不安を抱えていたり、
本質で勝負していくことができないがゆえに
してしまっていたりする。
<前を向いて>
人を羨んだところで、得られるものはほぼないといっていい。
他人の失敗を願うようなことは、
自らの中に、マイナスなものを育ててしまうだけ。
むしろうまくいっていることを祝福し、
自分の中にもプラスなものを育てていきたい。
誰にもそのひとなりの、何らかの悩みや苦しみを持っているもの。
自分なりに、自分の道を進んでいくほうがいい。
他人のことに気を奪われるまえに、
自分の人生を生きていけばいいのだ。